白金商店街にある人気のパン屋さん「ベッカライ ブラウベルグ(Backerei Blau Berg)」。白金高輪駅のA4出口から歩いて5-6分。店名はドイツ語で「パン屋 青い山」を意味し、オーナーは青山さんという方だそうです。
こぢんまりとした店構えで、ガラス窓からのぞく工房がいかにも楽しそうなのですが、目を瞠るのはパンのラインナップ。成城石井も顔負けの少量多品種な品揃えであり、種類が多すぎて困惑するレベルです。
主力はもちろんドイツパンなのですが、それだけでなく日常使いのパンから惣菜パン、菓子パンまで幅広い品揃えで、近隣住民のニーズに対応していることが伺えます。私は惣菜系の派手なパンを3つ買い、お会計は1,800円程と中々の支払金額です。
アボカドとツナのタルティーヌ。このパンひとつで500円近くするのかあ、と思いきや、なるほどそれに見合った美味しさです。ベストな状態で熟れたアボカドがたっぷりと盛りつけられ、その下にも質の高いツナがギッチリと敷き詰められています。思いのほかジューシーで一気に貪り食いました。こちらは「カスクルートサンド フレッシュトマトとモッツァレラ」。硬めのパンにカプレーゼをぶっこんだ代物で、チーズの価格などを考えれば悪くない費用対効果です。トマトの汁がダラっとなるので、買ってすぐに食べる向きかもしれません。
続いて「カスクルートサンド パストラミビーフ」。スパイシーで香ばしく、ほのかにスモーキーなパストラミビーフとガッチリとした歯応えのパンが良く合います。具材はもちろんのこと、ベースとなるパンが美味しいですね。噛みしめるほどに穀物の旨味が滲み出て来るタイプで、プレーンなタイプも食べたくなってきました。
美味しかった。購入した瞬間は「パン3つで1,800円弱か~」と膝から崩れそうになったのですが、なるほどこれは値段に見合った味覚であり、ヘタな洋風のランチプレートを食べるよりも余程満足度が高いでしょう。「ル・グルニエ・ア・パン(Le Grenier a Pain)」に近い食後感がある。
なんやかんやでフランス語のブツしか買わなかったので、次回は本格的なドイツパンを中心に、甘い系も試してみようっと。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。