チェンマイにゆかりのある日本人に「チェンマイでカオソーイと言えば?」と聞くと最初に挙げられるのが「カオソーイ ニマン(Kao Soy Nimman)」。チェンマイのニマンエリアにある有名なレストランで、ミシュランではビブグルマンを獲得しています。今回滞在した「アキーラ・マナー・チェンマイ(Akyra Manor Chiang Mai)」から歩いて数分です。
屋外席とエアコン付きの店内席ががあって、雰囲気があるのは断然屋外席。しかしながら日中は40℃近くにもなる土地柄なので、判断に迷うところです。人生は決断の連続だ。
ヘタレの私はエアコン席に落ち着きました。冷えたビールをグビグビして至福のひと時。飲み物メニューは無く、適当にビールを持ってきてもらったので値段は不明ですが、恐らく300-400円程度でしょう。ツマミに「ナムプリック・プー」。チェンマイの伝統的なチリペースト料理であり、色んなスパイスと食材をすり潰して作ります。いくつかのフレーバーがあったのですが、こちらはマッシュルームの味覚が支配的。たっぷりのお野菜も嬉しい限り。
真打登場、「カオソーイ(Kao Soy)」です。北タイを代表する料理で、ココナッツミルクベースのカレースープに茹でた卵麺と揚げ麺を組み合わせたもの。具材は様々で、今回はソフトシェルクラブを選択。スープがとにかく濃厚で、思ったよりも辛くない。古奈屋のカレーうどんを煮詰めてスパイシーにしたような味覚です。
麺は太目の平打ちで、どこか粉っぽいニュアンスが感じられます。外観含めてどん兵衛的な味わい。アジアの麺料理は日本がダントツに美味しくて、その他の国はスープや具材は素晴らしいものの麺そのものに課題が多いというのが私の持論です。単に私の口に合わないだけかもしれませんが。
前評判通り素晴らしいお店でした。カオソーイ専門店と思いきや、色んな料理がオンリストされており、グループで訪れてもっと色々と注文したい気持ちに駆られる。いっそのこと日本のライセンスビジネス屋が東京に持ってきてくれないかな。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。