万治堂(まんじどう)/羽田空港第2ターミナル

ちょうどお昼時に羽田に着いたので、軽く食事でも摂ろうとレストランフロアを訪れるのですが、どの店も長蛇の列で私は悲しい。ここ「万治堂(まんじどう)」だけはタイミング良く入れそうだったので、あまり深く考えずに入店しました。
店内はガラス張りで、お外が直接見えるというわけではありませんが採光が良く、開放感に満ちています。スタッフの皆さんも感じ良く、深く考えずにお邪魔した割に当店はアタリかもしれないと期待で胸が膨らみます。
当店は秋田県の名産である、稲庭うどんと比内地鶏を使った料理を提供するお店だそうです。この後たまたま飛行機で「室井慎次 敗れざる者」を観たため、これは運命かもしれません。
主力の稲庭うどん。親子丼とのセットが2,680円で、麺の大盛で350円が加算し、余裕で3千円を超えてきました。老舗製麺所が羽田空港限定で作るオリジナル麺を使用しているそうですが、飲み屋の〆に出てくる稲庭うどんと大差ありません。
比内地鶏の親子丼。比内地鶏そのものは美味しいのですが、調理が全然ダメですね。卵がカッチカチに固まっており、どちらかと言えばスクランブルエッグ丼に近い。一人暮らしの大学生であったとしても、もう少し丁寧に作ると思います。
「ヒレカツ丼御膳」は2,600円。こちらも卵はカッチカチであり、980円ぐらいで済んでほしいクオリティです。うどん屋でカツを注文する私も悪いですが、これなら同ターミナルの「とんかつ和幸」を訪れたほうが賢明でしょう。
以上の合計金額が6千円弱。空港での食事は割高であるのが常ですが、それにしても値段に見合った価値は無いと感じました。ハワイの雑な和食店で食事をした際の食後感に酷似している。四捨五入すると、ここはハワイなのかもしれません。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。