野菜の酒場。KUSAWAKE 2nd.(クサワケセカンド)/美栄橋(那覇)

栄町の「野菜の酒場。クサワケ」の2号店がオープン。店名はそのまんま「野菜の酒場。KUSAWAKE 2nd.(クサワケセカンド)」であり、私の推しのタイ料理屋「スパイスハーブホリデー(SPICE HERB HOLIDAY)」のすぐ近くです。
1号店の酒場っぽい空気はなく、インダストリアルで今っぽいノリの雰囲気。L字型のカウンターに並ぶ座席にテーブルが数卓で、トータルでは30席ぐらいかな。16時から営業しており使い勝手が良いです。
酒は安く、どの飲み物も600円前後。写真のカヴァはボトルで3,600円で、思いのほかワインが充実していました。
まずは名物の「ベジプレート」。野菜を中心とした20種類ほどのツマミの中から5種を選んで1,500円と実にお値打ち。野菜が中心であるものの調味がしっかりとしており、ヘルシーながら酒のツマミにもなります。
こちらも名物の「ゼリー仕立てサラダ」。無農薬野菜を野菜のお出汁でゼリー状に固めており、ガスパチョ風のソースと共に楽しみます。  
しいたけとイカのレモンにんにく炒め。イメージし易い味わいですが、ありそうで無い組み合わせでもあり、濃いめの調味と共に酒の進む逸品です。
エビヤサイマヨ。いわゆるエビマヨを、揚げた野菜類と共にそのソースで楽しみます。マヨネーズをベースにしたソースが、コクがありながらも甘味や酸味が加わることで、奥行きが生まれます。 エビと一緒に揚げられた野菜が、それぞれの持ち味に加え香ばしさが加わります。
エビの頭の部分も揚げてお出し頂けました。これだけで立派なツマミであり、エビってすげえよな、何やっても旨いんだもんな。
無農薬のトウモロコシを用いたポップコーン。美味しいのですが上品すぎるきらいがあり、ポップコーンは、もっと、こう、バターたっぷりの雑な味で良いような気がしました。
興が乗って「ベジプレート」をもうひと皿。それにしても、これだけの野菜系のツマミを用意するのは仕込みが大変だろうなあ。
〆に「豚モツ塩焼きそば」。麺は沖縄そばを用いており、ところどころ太さが不揃いなのが食感にリズムを与えます。野菜中心と思いきや、あまり拘りなくこういった暴力的な料理も用意しているのが当店の美点である。
以上を食べ、しっかり飲んでお会計はひとりあたり6千円。那覇の居酒屋としては高めの価格設定ですが、東京の飲み屋に比べれば全くお値打ち。何より野菜をたっぷり摂ることができるので、罪悪感ナシにガンガン注文できるのが嬉しい。RF1を好きなだけつまみながら飲んでいる感覚に似ているかもしれません。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。