ゆいレール古島駅から歩いてすぐの「アクロスプラザ」に入居する「三竹寿(さんちくじゅ)」。普通の観光客は訪れない住宅街でありつつランチタイムは行列するという、隠れた人気店です。糸満や港川にも姉妹店があります。
正午に訪れ10人ほどが行列していましたが、回転は良く10分程度の待ちで入店できました。店内はカウンター席にテーブル席、小上がりとバラエティに富んでおり、子連れもOK。ラーメン屋というよりはファミレスのような雰囲気です。私は「特製濃厚豚骨魚介 辛つけ麺」を注文。1,370円です。麺はデフォだと230グラムあるとのことですが、小盛りにするとトッピング1品サービスとのことだったので、小盛りにしてもらいました。
麺は沖縄県産の全粒粉を用いており、穀物の風味が強い。うどんもかくやという太さとコシの強さであり、小盛りにしたことを後悔しました。それぐらい旨い麺です。
スープも麺に負けず劣らずパンチがあります。県産の鶏や豚を中心に煮干や宗田節、干し椎茸に昆布などを用いて作り込んでおり、重厚感のある味わい。「辛つけ麺」にしたことで辛味もオンされるのですが、純粋にスープの味覚を楽しむのであれば、プレーンなタイプにしたほうが良いかもしれません。
「特製」にすると味玉とチャーシューがトッピングされるのでしょうか。いずれもハイクオリティなのですが、チャーシューは脂が多くパンチがありすぎるきらいがあり、やはり純粋につけ麺を楽しみたいのであればプレーンなタイプで充分かもしれません。それぐらいデフォルトのレベルが高いという意味です。
野菜は大半がモヤシでキャベツがチョロっと。これはまあ、見ての通りのお味です。やっぱり小盛りにするんじゃなかった。
ちなみに平日のランチタイム(?詳細不明)はセルフサービスで無料のライスが提供されます。残ったつけダレにライスを投入して第2ラウンド。スープは相変わらず濃厚で、雑炊というか最早カレーに近い代物に感じられました。美味しかった。沖縄と言えばそばなので、旅行者が沖縄に来てまで敢えて食べる必要があるかと問われればアレですが、東京に出店しても行列店として勝負できるレベルの高さでした。ちなみに「三郎」という二郎インスパイアなラーメンもあったので、次回はそちらを試してみたいと思います。
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