土鍋炊ごはん なかよし 目黒 権之助坂店

都内に複数の店舗を展開する「なかよし」。土鍋炊ごはんが自慢の定食屋であり、恵比寿の「はなれ」の印象が良かったので、この日は権之助坂店にお邪魔しました。
店内は窓に面したカウンター席にテーブル席で、全体では二十数席といったところでしょうか。昼から通しで定食を提供しており、何ゴハンかわからないが食べ損ねた、みたいなおひとりさまが多く感じました。私もそうです。
私は「さば味噌煮定食」に「チキン南蛮」をトッピング。合計で1,430円と中々のお値段です。
主題の「さば味噌煮」。脂の乗ったサバと、コクのある味噌が絶妙にマッチし、ご飯が進む逸品です。芳醇な香りが鼻腔をくすぐり、甘辛い味わいが舌の上で踊ります。
こちらは追加で350円の「チキン南蛮」。揚げたての熱々チキンに、甘酸っぱい南蛮酢がじゅわっと染み込み、そこに濃厚なタルタルソースがたっぷり。ソースの量が気前よく、どちらが主役かわからなくなってしまいました。
自慢の土鍋ゴハンにつき、毎回思うのですが、別にそこまで美味しくありません。土鍋炊きが全てを解決すると捉えるのは間違いのようです。
小鉢についても、これぞオマケといった味わい。サラダやお浸しなど、野菜類を充実させて欲しいところです。
お味噌汁は一般的な味わいですが、調味が強いのでゴハンを掻き込むにはちょうど良いでしょう。
以上を食べて1,430円。慣れとは恐ろしいもので、恵比寿の「はなれ」で食べた時に比べてとても普通に感じました。もちろん普通に美味しいのですが、1,430円というのはちょっと割高な気もします。おつかれさまでした。

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