スパイスハーブホリデー(SPICE HERB HOLIDAY)/美栄橋(那覇)

国際通りから一銀通りを下り、「那覇文化芸術劇場 なはーと」のお向かいにある「スパイスハーブホリデー(SPICE HERB HOLIDAY)」。タイ・セレクト(タイ国商務省国際貿易振興局が与える基準)に認定されており、食べログでは百名店に選出されています。
店内はカウンター席が4席にテーブルがいくつかで、トータルでは20席ほどでしょうか。暖かい季節にはテラス席も登場するようです。木を基調とした温かみのあるインテリアで落ち着いた雰囲気です。
アルコールは600-700円前後が多かったかな。飲み放題プランもあるので、良く飲むグループであれば事前に予約しておくと良いでしょう。タイ料理店としては珍しくボトルワインも充実していました。
まずはクントードガティアム。殻ごと食べることができる海老をガーリックペッパーで炒めました。プリプリの海老に、ニンニクと黒胡椒がたっぷり絡んでビールが進んで止まらない。殻ごと食べることで、海老の旨味がぎゅっと感じられるのもグッドです。
ヤムカイダーオ。揚げた卵のサラダです。卵を揚げることで、外はカリカリ、中はふんわり。ドレッシング(?)にはナンプラーや唐辛子などを用い、酸味と辛味をバランス良く効かせています。
カノムパンナークン。カリッと揚げたパンに、エビと豚ひき肉のペーストを乗せた、タイの屋台で人気の軽食です。甘辛いタレにつけて食べると、また違った味わいが楽しめ、ビールのツマミにピッタリだ。
パットパックファイデーン。いわゆる空心菜の炒め物で、タオチオ(?大豆を発酵させて作る、タイの味噌のような調味料)を用いているのか独特の旨味と香りが特長的。唐辛子のピリッとした辛さがアクセントに心地よい。
ガイヤーン。様々なハーブに醤油風味のタレを漬け込みこんがりと焼き上げた逸品。ハワイのフリフリチキンやジャマイカのジャークチキンに通ずるものがあり、安心して食べることのできる美味しさです。
〆にガパオガイ。鶏ひき肉をバジルで炒めたタイ料理の超定番。肉は粗挽きで、肉そのもの旨味がしっかり感じられ、また、ニンニクと唐辛子の香りが、食欲をかき立てます。甘辛い味付けで、香り高いライスとの相性が抜群です。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり4-5千円といったところ。かなりの本格派で、一時期バンコクを頻繁に訪れていた身としても納得のクオリティです。沖縄で、いや日本でもトップクラスに好きなタイ料理店かもしれません。オススメです。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。