チェックインロビーは5階。なのですが、ガチャガチャとうるさいですねえ。台中の有名なバーが監修した「The SOCIAL by Lay Low」という空間なのですが、宿泊者と関係ない連中が幅をきかせており実に不愉快。椅子やソファの数も少ない。
チェックインはバーの隅にある端末からセルフで処理します。操作の間、スタッフがつきっきりで介護してくれるのですが、それなら最初からキミが全部操作してくれよというお気持ちです。このあたりの運用は「EPISODE Hsinchu」でも同じだったので、ホテルとして何らかの拘りがあるのかもしれません。
我々はグローバリスト(ハイアットの最上級会員)様だからか、最上階の角部屋にご案内頂けました。と言っても部屋は30平米ほどであり、2人で過ごすにはちょっと狭いなあという印象を受けました。「EPISODE Hsinchu」は倍近い広さでお値段半分だっただけに、色々と思うところがあります。
動線は悪く、使い勝手が非常に悪いです。ウェットエリアが分断されており、洗面所からトイレまで徒歩10秒近くを要するという謎設計。クソデカベッドカバーもひたすら邪魔で、衛生面も気になる。テレビはキャストできるという説明書きがあったのですが、ただの一度も成功しませんでした。
ところで空調の動きも何かヘンですね。ゴウンゴウンやかましいわりに暖房のききが安定せず、風ばっかり強くて快適とは程遠いです。
洗面所兼バスルームはガラス張りで外から丸見え。手動でロールスクリーンをおろすのが面倒です。タオルをかける場所や洗面所にモノを置くスペースは非常に少なく、とにかく使い勝手が悪いです。顔パックもひとつだけしか用意されておらず、連れと喧嘩になりました。俺だって綺麗になりたいんだよ。
シャワーを浴びるスペースは、使い勝手が悪いを通り越して危険なレベルです。無駄に段差が多く、その全てはガッチガチの石の塊が敷き詰められており、酔っ払って転ぶと大ケガ間違いなし。シャワーヘッドの取り回しが悪い割にシャワーカーテンは無く、洗面所までビショビショです。
17:30~18:30は宿泊客向けにハッピーアワーが開催され、ちょっとした飲み物が振舞われます。ただ、身元の確認なども特に行われないので、関係ない奴がシレっと紛れ込んで飲んでいてもわからないかもしれません。
ちなみにグローバリスト向けの特典として、写真の飲み物などはハッピーアワー以外でもお出し頂けます。5階のバーエリアは落ち着かないし、朝食はゲロマズ(後述)だし、コーヒーをお部屋にテイクアウトするのが最もマシな過ごし方でしょう。
朝食は1階に入居するテナント「Texas Roadhouse(徳州鮮切牛排)」にアウトソースしています。1993年にインディアナ州で創業し、今や世界に数百店舗を展開する一大ステーキチェーンであり、台北にも数店舗を展開していつつ、日本には未上陸というのが面白い。
しかしながら内容はかなり酷く、ハイアット史上ワーストかもしれません。これが「Texas Roadhouse」の実力なのかハイアットとの契約の都合に由来するのかはわかりませんが、仮に日本に進出した際、話のタネとしても訪問を躊躇するレベルでした。
壊滅的に酷いホテルでした。ハードやソフトがどういう話以前に、コンセプトに混乱をきたしています。これで1泊3-4万円というのはお話にならない費用対効果の悪さであり、それなら「Grand Hyatt Taipei(グランドハイアット台北)」に泊まりますよというお気持ち。年明け早々にクソホテルオブザイヤーの最右翼。お疲れさまでした。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。