よつ葉ミルクプレイス/恵比寿

恵比寿ガーデンプレイスのバカラの広場にオープンした「よつ葉ミルクプレイス」。よつ葉乳業のアンテナショップであり、自社の製品を軸に置いたスイーツや食事を楽しむことができます。
テイクアウトのソフトクリームや物販はパっと入ることができますが、イートインの場合は180分待ちは当たり前という、ディズニーに比肩する観光地です。我々は10:45に訪れ電話番号を軒先の端末に登録し、12:30に「お席の準備ができました」とSMSが届きました。待ち時間はお店を離れて恵比寿の街をブラブラできるので、特にストレスは感じません。
お食事メニューはこんな感じ。ファミレス定番の料理が並びますが、バターやホワイトソースなど、よつ葉を感じさせる場面もしばしば。また一般的なファミレスに比べると3割ほど高い印象を受けました。
ランチセットに付随するミニサラダ。この野菜は中々のクオリティですね。よつ葉との関係性は不明ですが、もっと山盛りで食べたいなと思わせる美味しさがありました。
サイドメニューとして注文した「北海道産フライドポテト クリームチーズディップソース。北海道産のじゃがいも「マチルダ」を皮付きのままフライドポテトにしており、よつ葉のクリームチーズを用いたソースと共に頂きます。美味しいのですが、6百何十円というのは割高に感じました。
「北海道産合い挽き肉のデミグラスハンバーグ とろけるチーズソース」も美味しいのですが、1,880円というのはちょっと高いなあ。炭火でバリっと炙ってる系でもなく、肉がモタついており、今ドキ感に欠けます。
ハンバーグに付随するパンは中々の美味しさですね。たっぷりと空気を含んだ軽いタイプであり、併設のベーカリーでパンだけ買って帰るのもアリな戦略に思えてきました。
こちらの「ウニ香る魚介のクリームドリア」は1,950円。サイゼのミラノ風ドリア出身の私としては目の飛び出る価格設定ですが、なるほど乳脂肪たっぷりのホワイトソースがたっぷりでリッチな味わいです。
ランチセットに600円の追加料金でミニパフェを楽しむことができます。手前は「よつ葉の白いパフェ」。生クリームにヨーグルト、クリームチーズ、発酵バターアイス、クリームチーズプリンと、よつ葉の主力製品がフルラインナップで楽しむことができます。

奥は「レアチーズヨーグルトパフェ」で、こちらもかなりの完成度ですが、素材に直線的という意味で「よつ葉の白いパフェ」のほうが記憶に残る。ミニと言ってもかなりの大きさで、ソフトクリームなどは普通に1人前以上あり、すっかりお腹ポンポンです。
ドリンクも付きます。せっかくなので「特選よつ葉4.0ふわふわホットミルク」「特選よつ葉4.0ふわふわアイスミルク」を注文するのですが、まあ、牛乳は牛乳ですね。私は日常的に割と高級な牛乳を買うようにしているので(1リットル500円だ)、そっちのほうが美味しいなあというお気持ちです。
以上を食べ、なんやかんやで総額は6千円近くも要しました。うーん、ちょっと高いなあ。これならきちんとしたレストランの手軽なランチセットを楽しんだり、同額をロイヤルホストに投じた方が満足度は高いでしょう。長い待ち時間もネックとなる。

もちろん、ソフトクリームとパンの美味しさは中々のものなので、当面はテイクアウトで楽しむのが賢いような気がしました。テイクアウトって言ってもここは恵比寿ガーデンプレイス、のんびりとくつろぐベンチなどは山のようにある。

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