Pondok Seri Wangi Restaurant(Restoran Pondok Sari Wangi)/ガドン(バンダル・スリ・ブガワン)

バンダル・スリ・ブガワンはガドン地区にあるインドネシア料理店「Pondok Seri Wangi Restaurant(Restoran Pondok Sari Wangi)」。街いちばんのショッピングモール「The Mall Gadong」から歩いて5分ほどの雑居ビル2階に位置します。
店内は広く50-60席ほどはあるでしょうか。身なりの良いゲストが多く、スタッフもきちんと制服を着こなしており、このあたりではちょっと良い目のレストランのようです。衛生面も申し分なく、連れが「ブルネイで初めてトイレットペーパーがあるトイレを見た」と感激していました。
ブルネイなのでアルコールは当然に置かれていないため、フレッシュジュースでお茶を濁します。デフォだとシロップがバンバカ投入されるため、注文時にノーシュガーノーシュガーと連呼すると良いでしょう。
まずは「ガドガド(gado-gado)」。温野菜にピーナッツソースを塗したインドネシア風サラダです。インドネシア語で「ごちゃ混ぜ」という意味であり、当店ではインゲンと茹でたジャガイモが中心。ピーナッツの香ばしさと独特の甘みにスパイスの辛味が良く合う。
続いて「ミーゴレン(Mee goreng)」。こちらもインドネシアを代表する麺料理であり、特の甘い醤油の香ばしい香りが印象に残りました。具材に魚介類がたっぷりと用いられており食べ応えがあります。
〆にインドネシアで最もポピュラーな料理のひとつ「ナシゴレン(nasi goreng)」。その名の通り、「ナシ」はご飯、「ゴレン」は炒めるという意味で、まさにインドネシア風炒飯です。やはり甘めの醤油ベースの味わいで、トラシというエビを発酵させた調味料を使うことで、独特の旨味と香りが加わります。揚げた鶏肉が添えられるのも嬉しい。
以上を2人でシェアし、ジュースもおかわりしてお会計は総額で31ブルネイドル(約3,500円)。この質と量を楽しみ、丁寧な接客と衛生的な環境を楽しんで後の支払金額は実にお値打ち。我々が滞在しているホテルのダイニングよりもレベルが高い。オススメです。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。