Seaworld Neptune Restaurant/ジュルドン(ブルネイ)

「The Empire Brunei(ジ エンパイヤ ブルネイ)」から車で10分ほどの場所にある「Seaworld Neptune Restaurant」。グーグルマップでたまたま見つけたレストランなのですが、Dartのドライバーから「グッドチョイスだ、あそこは旨い」と太鼓判を押されたので、期待を胸に膨らませて向かいます。駐車場が非常に広く、暗くて良く見えませんでしたが、魚市場併設のレストランという位置づけなのかもしれません。
店内は広く50-60席近くありそう。スタッフは皆ニコニコと楽しそうに働いており、心に余裕が感じられます。ちなみにレストランの手前には雑貨の物販エリアもあり、お会計は中華系が取り仕切っているのは東南アジアあるあるです。
ブルネイなのでアルコールは厳禁。ホワイトボードに「本日の果物」が記されており、それらから選んでフレッシュフルーツジュースをお願いできるのも東南アジアあるあるです。
まずは青菜の炒め物。エビを発酵させた何かの調味料を用いたフレーバーを選ぶこともできましたが、保守的にニンニク炒めとしてもらいました。シンプルで素朴な味わいです。
スープは豆腐を主軸に様々なキノコとお野菜。もともとは酸味と辛味のきいたフレーバーでお願いしたのですが、「正気か?辛すぎるからマジでやめておけ、他の料理を食べることができなくなる」と真剣に止められたのがおかしかったです。
エビのカレー炒め。こちらも殻付きか殻ナシかを選ぶことができ、サブウェイのように選択肢の多い料理店です。エビや野菜の味わいは期待通りですが、カレー風味のソース(?)がバカ旨くって、ライスを追加しようか真剣に迷ったほどです。
イカを揚げたもの。イカそのものは悪くないのですが、衣が分厚く油も悪く、胸にウっとくる存在感です。終盤は中身だけをツルっと取り出して食べる作戦を敢行しました。
〆の炭水化物は「チャークイティオ(Char kuey teow)」。きしめんのように幅広の麺を、醤油ベースのソースで炒めた料理。当店はシーフードレストランなので、具材はもちろん魚介類。夏祭りの焼きそばのようにノスタルジックな味わいです。
以上を2人でシェアし、合計金額は45ブルネイドル(約5,000円)。これだけ魚介類をたっぷり摂ってこの支払金額は大変お値打ち。ブルネイはオイルマネーによりアジアで最も豊かな国とされていますが、物価がこんなに安いのはどうしてなんだろう。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。