INDIGO (インディゴ)/久茂地(那覇)

パレットくもじ裏の川沿いにある「INDIGO (インディゴ)」。沖縄では珍しい自家製麺のうどん専門店であり、ランチタイムは行列必至の大人気店です。
私は行列を避けるためにシャッター待ちしポールポジションを獲得。カウンター6席に8人がけの大テーブルがひとつと席数は少な目。海沿いのカフェのような内装が飲食的です。客席は快適なのですが、キッチンの動線が悪く、スタッフが働きづらそうにしているのが気になりました。
入店から20分でようやく着盆。当店は打ちたて、切りたて、茹でたての三原則を重要視しているので、行列に加え長い時間待たされることは覚悟して訪れましょう。
主題のうどん。フレンチクルーラーのような独特のプレゼンテーションであり、ピカピカに輝くその麺は見るからに美味しそう。口にするとその特長は何と言ってもコシの強さとツルツルの喉越しであり、噛むほどに上質な小麦の風味を楽しむことができます。沖縄は硬水なのに、上手く讃岐風のヌードルを表現しています。
こちらは「親子天」。鶏肉と玉子の天ぷらです。沖縄の天ぷらは衣が分厚くまるで別の料理のように思えることが多いですが、当店は内地風のサクサクとした口当たり。油っ気も少なく、スナック菓子のように食べ進めることができます。
とりわけ玉子の天ぷらが素晴らしいですね。私は普段スーパーでまあまあ高い卵(1パック500円)を買うようにしているのですが、それに勝るとも劣らない品質の高さでした。
ちなみに「肉ぶっかけ」の肉ですが、牛丼屋の豚丼のアタマのような味わいであり、天ぷらほどの感動は得られませんでした。
以上の組み合わせで1,600円。那覇のランチ、うどんランチとしては中々の価格設定ですが、その支払金額に見合ったクオリティの高さです。ちなみに夜は飲み屋として営業しているそうで、天ぷらをつつきながら日本酒を楽しみ、〆に旨いうどんといった使い方もできる模様。次回は夜にお邪魔したいと思います。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。