スペインバル ガポス(Spain Bar Guapos)/恵比寿

恵比寿駅から渋谷方面へ向かうピーコックの通りにある「ガポス(Spain Bar Guapos)」。いわゆるスペインバル風の立ち飲み屋です。
店内はカウンター席のみで、奥がキッチン、手前がドリンク場という変わった設計です(画像はぐるなび公式ページより)。冒頭に立ち飲み屋と記しましたが、ところどころにハイチェアが配置されており、そこに座ることができるかどうかはタイミング次第でしょう。
ビールやグラスワインは700円ぐらいから始まります。このあたりの相場からすると控えめな価格設定ですが、その値段に引っ張られてか、客層は非常に独特。ガールズバーよろしくカウンターの若い女性スタッフをおじが取り囲む様に心を痛めました。
ガポスサラダ。店名を冠したサラダであり、レタスを主軸にマッシュルーム、アボカド、生ハムあたりをトッピング。家庭でも再現できるなあといった取り合わせであり、レタスを主軸にマッシュルーム、アボカド、生ハムあたりをトッピングした味がしました。
タコのガリシア風。ガリシア地方発祥の料理であり、茹でたタコをジャガイモに置き、オリーブオイルとパプリカパウダーで和えました。こちらも料理というよりは素材であり、四捨五入するとジャガイモです。ジャガイモのジャガイモ風です。
ブロッコリーを揚げたもの。ブロッコリーを揚げた味がします。雑なマヨネーズ配置が安い居酒屋のエイヒレのようであり、料理人としての矜持が感じられません。
イベリコ豚のチョリソー。こちらもそのへんのスーパーで買ってきたチョリソを軽く炒めた程度の味わいであり、外食として楽しむ必然性が感じられませんでした。
仔羊のモルーノ。モルーノとは「ムーア人」の意味であり、北西アフリカに近いアンダルシア州などでよく食べられる、イスラムの影響を受けた料理だそうです。スパイスがきいており、なるほど一般的な日本人が接する機会に乏しい味覚です。
ただ、やはり、ここはもう、安いガールズバー、もしくは、スペインバル風のコンカフェですね。常連客は名前で呼ばれ、一見客には「おにぃさぁーん」と声をかける。すごく変な雰囲気です。食事を楽しむには全く不向きな環境であり、私が自信を持ってオススメしません。友人が行く予定だと聞けば積極的に止めます。

今宵もおじが安い酒でカウンターを取り囲み、マニック・ピクシー・ドリーム・ガールを期待する。胸が締め付けられる思いである。

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