鈴波(すずなみ) 東京ミッドタウン六本木店

サントリー美術館に訪れる前の腹ごしらえ。地階にある「鈴波(すずなみ) 東京ミッドタウン六本木店」。魚介の粕漬け界隈における絶対王者であり、名古屋の本店にお邪魔した際にとても満足できたので、同じ食事が東京で楽しめるとは嬉しい限り。
夕方に訪れたので、並ぶこと無く着席できました。30-40席はありそうで、名古屋本店での行列を考えれば穴場かもしれません。なぜか外国人ゲストの利用が多く、みんな渋い食事処知ってるねんな。
私は「まぐろ山かけ付 鈴波御膳」を注文。2,090円です。プラス50円ほどで白米を雑穀米(?)に変更して頂きました。
主題のみりん粕漬。この日のお魚は鮭であり、脂が乗って最高に旨い。鮭だけでも美味しいのに、そこにみりんと酒粕の風味が加わることで、さらに深みが増している。これは日本酒と合わせても良さそうだ。
ゴハンは新潟は牧産のコシヒカリ。前述の通り、プラス50円ほどで白米を雑穀米(?)に変更して頂きました。名古屋の本店にお邪魔した際は売り切れで五内を焼いたものですが、名古屋の敵を江戸で討ちました。
お椀は名古屋メシらしく八丁味噌の赤だし。なのですが、お味噌ばかりでなくお出汁の風味も強くボディが感じられます。
まぐろ山かけにつき、せいぜいオマケ程度の小鉢だろうと安く見ていたのですが、飲み屋であれば680円で提供できそうなサイズ感で私嬉しい。マグロもゴロゴロと入っており、たっぷり醤油をたらしてゴハンが進むのなんのって。
小鉢のひじきもたっぷり。独特の食感と磯の香りが堪りません。
お漬物は関連ブランド「大和屋守口漬総本家」謹製。じっくりと熟したニュアンスがあり見事な美味しさ。丁寧に炊いた丹波の黒豆も名脇役。
以上を食べて2千円と少しというのは大変お値打ち。最もベーシックな「鈴波定食」であれば1,650円と、社会貢献活動とも言うべき費用対効果の良さです。味も良く超高級ホテルの5-6千円もする和朝食なんかよりも全然美味しい。オススメです。

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