コンロウ(CONROW EBISU)/恵比寿

道玄坂の人気タイ料理店「コンロウ(CONROW)」の姉妹店が恵比寿にオープン。渋谷橋の脇にあり、これまた人気のタイ料理店「ブルーパパイアタイランド 恵比寿店(Blue Papaya THAILAND)」のお向かいあたりに位置します。
店内はネオ酒場というかネオン酒場というか、バンコクの猥雑な街並みを連想させます。店員さんはタイ人が多いのかな。皆、素敵な微笑みを湛えつつ、テキパキと実に感じの良い接客です。
シンハやタイガーなど、東南アジアからの輸入ビールが一律680円。恵比寿という立地を考えれば悪くない価格設定です。その他、タイのハーブを用いたサワーやタイの薬膳酒なども用意されていました。
お通しにえびせん。一般的な軽くサクサクしたものと異なり、ズッシリと質量を感じさせる味覚です。ディップというかタルタルというか、付け合わせの小鉢もたっぷりで嬉しい。
揚げ海老とレモングラスのサラダ。カラっと揚げた海老と共に複数種類のハーブを頂きます。甘辛いソースが思いのほか濃厚で酒が進む。
空芯菜の辛味噌炒め。辛味噌に複雑な風味が折り重なり、お野菜ながらやはり酒が進みます。
ガイヤーン。タイ風のローストチキンであり、タレに付け込まれた鶏肉をジューシーに焼き上げます。エカマイの「サバイジャイ(Sabai-jai)」を想起させる、芯のある味わいです。
トードマンクン。海老のすり身をパン粉でやさしく包んでカラっと揚げます。チキンナゲットもかくやという軽い口当たりであり、エビ好きには堪らないスナックです。
北部の名産「サイウア」と東北部の名産「サイクローク」を盛り合わせで頂きます。いわゆるスパイシーな自家製ソーセージであり、たっぷりの香辛料が食欲を掻き立てます。ビールが進むのなんのって。このあたり「ユララ(YuLaLa)」で食べたようなラオス料理に近いものを感じました。
〆のお食事にグリーンカレーのリゾットを注文。これが果たしてタイ料理なのかどうかはさておき、今あなたが想像している通りの味わいであり、焦がしたチーズとグリーンカレーのホットな味覚が良く合います。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり4-5千円といったところ。飲み放題付きのプランもあって、なんと3時間で4千円という出血大サービス。ランチでは先のガイヤーンがのったカレーもあったりして使い勝手は無限大。辛さは控えめで日本人の味覚にも合うように設計されているので、会社の飲み会などでも重宝しそうです。「ブルーパパイアタイランド 恵比寿店(Blue Papaya THAILAND)」にせよ、このあたりは良いエスニック料理店がたくさんある。

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