teppan仁六(てっぱん にろく)/目黒

目黒は権之助坂を下り、橋の手前の雑居ビル7階にある「teppan仁六(てっぱん にろく)」。1階にはプレミアムスーラータンメンが美味しい「中国ラーメン 揚州商人 目黒本店(ようしゅうしょうにん)」が入居。創業は2007年と思いのほか歴史があります。お店のウィキペディアがあるのが面白い。
靴は下足箱に入れてから上がるスタイルなので、裸足でSummerな女の子はちょっとアレかもしれません。店内は不思議な空間で、何故か天井からチューリップがぶら下がっています。BGMも「お好み焼きおいしい~」的なテーマソング(?)が流れており、異世界に迷い込んだかのようです。
広島のクラフトビール「宮島ビール」が置かれていました。これが1本850円で楽しむことができるのは大変お値打ち。ちなみに当店は広島料理・鉄板焼料理の専門店であり、当該ビールのほか「がんす」「広島菜漬」など広島の名物料理が並びます。
お通しは豆腐とヒジキと豆をどないかしたもの。これは、うーん、別に美味しくないですね。カクテルグラスに盛りつける意図もよくわからない。
まずは野菜をと「空芯菜と豆苗の牛肉ピリ辛ゴマだれ」を注文するのですが、これが野菜炒め定食級の食べ応えで私嬉しい。野菜のタフな食感と濃厚なゴマだれで心が弾みます。
広島細もやしとホルモン焼。どういうわけか広島のモヤシは細く、当店もそれを踏襲しています。シャキシャキとしたモヤシとコッテリしたホルモンが良く合う。ビールの進む逸品です。
〆はもちろん「広島お好み焼き」。「そば」か「うどん」かを選ぶことができるのですが、私は王道の「そば」を注文し、見た目通りの王道の美味しさです。器が金属でヒートシンク的な役割を果たすので、熱交換が気になる方はカウンターの鉄板席を指定すると良いでしょう。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり5千円ほど。かなり不思議な空間ではありますが、「カープ 東京支店」ほど暑苦しくはなくスタッフも感じが良い。飲み放題付きの宴会プランも5千円~なので、ちょっとした飲み会にちょうど良さそう。胃袋の都合で「宮島ホルモンうどん 」を楽しむことができなかったことが唯一の心残りだ。

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