私は2019年から2024年3月までJALのダイヤモンド会員だったのですが、コロナ後のサービスの劣化が甚だしく、何度か真剣に苦情を申し立てたにも関わらず改善の兆しは見られなかったのでサヨウナラ。2024年からはANAに鞍替えし「ANA SUITE LOUNGE」にお邪魔します。
今回はダイヤモンド会員としてではなく、ファーストクラスに有償で搭乗したので、ANA歴が浅くとも「ANA SUITE LOUNGE」を利用することができました。しかしながら、なんでしょうこの高級感の無さは。良く言えばスタイリッシュなのですが、なんか、こう、ファーストクラスラウンジとしての風格に欠けているような気がします。「カタール航空ファーストクラスラウンジ(Qatar Airways Al Safwa First Lounge)」は言うに及ばず、運用が回っておらず運航が停止しつつあるマレーシア航空よりも格下に感じました。
酒は種類こそあるものの、高級感はそれほどありません。シャンパーニュも1種類のみであり、このあたりの酒のラインナップはJALと変わり映えが無く、逆談合を疑うほどです。
ビュッフェ台は用意されているもののその内容は貧弱。そのへんのホテルのラウンジよりもショボく感じました。ベーコンやソーセージが用意されている分、ビジネスクラスラウンジのほうが充実しているのではなかろうか。
QRコードから食事を注文できるのですが、ファミレスのメニューブックのほうが盛り上がります。料理の洒落ている度合いで言えば「JALファーストクラスラウンジ」に軍配が上がるでしょう。
料理ができあがるとSMSで通知されるのですが、つまりセルフで厨房まで取りに行く必要があります。私は世界中のいくつかのファーストクラスラウンジにお邪魔したことがありますが、こんなにロマンに欠けたラウンジは初めてです。
料理長自慢のハンバーグは明らかに冷凍もしくはレトルトであり、「ロイヤルホスト(Royal Host)」のそれのほうが余程レベルが高いです。
QRコードから食事を注文できるのですが、ファミレスのメニューブックのほうが盛り上がります。料理の洒落ている度合いで言えば「JALファーストクラスラウンジ」に軍配が上がるでしょう。
料理ができあがるとSMSで通知されるのですが、つまりセルフで厨房まで取りに行く必要があります。私は世界中のいくつかのファーストクラスラウンジにお邪魔したことがありますが、こんなにロマンに欠けたラウンジは初めてです。
料理長自慢のハンバーグは明らかに冷凍もしくはレトルトであり、「ロイヤルホスト(Royal Host)」のそれのほうが余程レベルが高いです。
寿司もロボットが握っているのか妙にシャリの形が均一で、タネの大きさとの臨機応変さに欠ける。このあたりは職人が目の前で握ってくれる「JALファーストクラスラウンジ」に軍配が上がります。
「熊本県産はちべえトマトを使ったハッシュドビーフ」。これはトマトに加え牛肉と玉ねぎをの風味が感じられ、なかなかの美味しさです。しかしながらANAの通販で同じものが売られているので、きっとレトルトなのでしょう。
シャワールームも安いホテルのウェットエリアのような仕様であり、「キャセイパシフィック航空 ザ・ウィング ファーストクラスラウンジ(The Wing First Class Lounge)」のそれとは雲泥の違いです。全く残念なラウンジでした。有償のファーストクラス客が利用するラウンジとしては世界最低レベルと言って良いかもしれません。「JALファーストクラスラウンジ」と良い勝負ですが、JALのほうが空間に高級感があり(ジョンロブのエリアはかなりかっこいい)、料理もきちんとサーブしてくれるので、まだマシと言えるでしょう。
クルーズについても日本船はガチでショボイので、日本人はこういう高級路線の顧客体験の設計がヘタクソなのかもしれませんね。ユニクロやトヨタのように、普通の値段で高品質なものを作るのが得意な民族なのかもしれません。
チケットはLCCのフルフラットシートを買い、空港ではクレジットカード付帯の「プライオリティパス」を利用して過ごすのが、日本発の飛行機旅行では一番賢いような気がしてきました。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。