2024年5月で5周年を迎えた「バル ポルティージョ(Bar Portillo)」。私の推しのスペイン料理店「サル イ アモール (Sal y Amor)」「アロセリア ラ パンサ (Arroceria La Panza)」の系列店であり、食べログでは百名店に選出されています。中目黒駅から歩いて5-6分と、住宅街ながら便利な立地です。
ハコはかなり大きく、40席くらいはありそうです。カウンター席にテーブル席、ちょっとしたテラス席と様々な用途に対応でき、また、昼から夜まで通しで営業しているので使い勝手が良い。バルと言いつつ皆しっかりと食事を摂っています。
酒は安くビールが600円ほどで、グラスのワインでも千円を切ります。我々はボトルで臨みましたが、それでも5千円前後が最多価格帯であり、酒飲みに優しい。
グリーンサラダは思いのほかトッピングがたっぷりで、ニース風サラダのようです。ただ、ちょっとやっつけ仕事感があって、サラダに関してはご近所のスペイン料理店「Pablo (パブロ)」に軍配が上がります。
イカスミを練り込んだ濃厚コロッケ「ブニュエロ」。イカスミ由来の独特の磯の香りと深いコクが、コロッケのベースとなるジャガイモに良く合います。
グリーンサラダは思いのほかトッピングがたっぷりで、ニース風サラダのようです。ただ、ちょっとやっつけ仕事感があって、サラダに関してはご近所のスペイン料理店「Pablo (パブロ)」に軍配が上がります。
イカスミを練り込んだ濃厚コロッケ「ブニュエロ」。イカスミ由来の独特の磯の香りと深いコクが、コロッケのベースとなるジャガイモに良く合います。
タラとアリオリソース、ズッキーニのオーブン焼き。淡白な味わいのタラなのですが、ニンニクをベースにした濃厚なアリオリソースが、タラの風味を引き立て、食欲をそそる香りを添えます。ズッキーニは甘みが増し、とろけるような食感で、タラやアリオリソースと良く合います。
スペイン北部の味覚を代表する「カチョポ」。牛もも肉の間にチーズとチョリソが組み込まれており、濃厚な旨味が口いっぱいに広がる、ボリューム満点のひと品。キムカツのチーズミルフィーユカツに近い方向性であり、万人受けする味覚です。
〆はもちろん看板料理の「カルデロ」。魚介類を煮込んだスープで炊いたおじやのような料理であり、魚介の旨味が米の一粒一粒に染み込みます。海老も思いのほかたっぷり含まれており、スペイン料理ながら日本人の琴線に触れる味わいです。
以上を食べ、2人でワインを1本飲んでお会計はひとりあたり8千円強。早い時間から大盛況なのも納得の食後感です。ゲストのみんなたちは、居酒屋のように良い意味で雑に飲みに来ているのが良いですね。ワイワイガヤガヤ楽しいひと時。4人以上であれば飲み放題のプランもあるようなので、次回は酒飲み軍団でお邪魔したいと思います。
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一時期スペイン料理にハマって有名店は片っ端から訪れました。印象に残ったお店を大公開!
- アコルドゥ(akordu)/奈良公園 ←何料理とのジャンル分けなどどうでも良く、純粋に美味しい。
- ショクドウ ヤーン/小松(石川) ←日本の最先端の料理が日本海側の僻地にあるという痛快な皮肉。
- カセント/県庁前 ←日本で最高レベルのスペイン料理。
- Restaurant Koke(レストラン コケ)/烏丸御池(京都) ←日本でモダンスパニッシュを食べるなら関西だ!
- スペイン料理 Pablo (パブロ)/中目黒 ←お米が0.7合づつの「ダブルパエリア」が楽しい。
- サルイアモール/代官山 ←味が濃くて量が多くて酒が豊富で高くなくてイケメン。
- スリオラ(ZURRIOLA)/銀座 ←麻布十番時代から大幅に進化。
- アロセリア ラ パンサ/銀座 ←サルイアモールの分店。リーズナブル!
- SECRETO(セクレト)/牛込神楽坂 ←きちんと主題を明確にした料理が多い。
- エルプルポ/神楽坂 ←ワイワイガヤガヤ雰囲気良し。
- バルマコ/神楽坂 ←スペイン料理入門編として素晴らしいお店。
- アメッツ/田原町 ←伝統料理で勝負するのが素敵。
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