Hyatt Place Waikiki Beach (ハイアット プレイス ワイキキ ビーチ)

史上最低のクソホテル「Hyatt Regency Waikiki Beach Resort and Spa (ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ビーチ・リゾート・アンド・スパ)」が無理過ぎたので、そこから徒歩10分の「Hyatt Place Waikiki Beach (ハイアット プレイス ワイキキ ビーチ)」へと引っ越します。元々は「Ocean Resort Hotel Waikiki」というホテルでしたが、モルガンスタンレー関連が買収し、オペレーターをハイアットに切り替えたようです。
「ハイアットプレイス」ブランドであるためサービスは至って簡素ですが、客室数の少なさも相俟って(といっても426室)、いずれの手続きもスピーディーで私好み。エアライン関係のゲストも多く、とにかくテキパキしている印象を受けました。
お部屋は「スペシャルティ マウンテンビュー | キング(ソファベッド付き)」にご案内頂けました。日本においてハイアットプレイスなどの低価格ラインではグローバリスト(最上級会員)の特典は制限されることが多いのですが、ハワイにおいては気前よくアップグレードしてくれる傾向にあります。このあたりの運用は国に拠って違うのかなあ。
お部屋は40平米近くあったような気がします。「Hyatt Regency Waikiki Beach Resort and Spa (ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ビーチ・リゾート・アンド・スパ)」よりも安く、静かで、広い。ワイキキのホテル選びは難しい。
部屋中に色々と置ける棚があり、キャストもできるハイテクなテレビもあり、ネットの回線は下りで70Mbpsもあり、なかなか居心地が良いです。ただし、ワイキキのホテルらしく掃除の詰めは甘く、また、寝る前に照明のスイッチを10個ぐらい消して回まわらないといけないのはダルいなあというお気持ちです。また、部屋中というか館内全体がトイレの芳香剤臭く、ずっと居ると頭が痛くなってきます。
「マウンテンビューにアップグレードした」とチェックイン時に伺ったのですが、そのマウンテンとはダイヤモンドヘッドであり、ワイキキのホテルにしてはかなりの眺望を誇るような気がします。海もちょっと見える。
クローゼットにつき「Hyatt Regency Waikiki Beach Resort and Spa (ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ビーチ・リゾート・アンド・スパ)」に比べるとマシではありますが、それでも大人が1週間を過ごすには心許ない容積です。ハワイのホテルはあんまり長期滞在して欲しくないんかな。
ウェットエリアも日本の古いビジネスホテルと変わらない仕様であり、アメニティは無し、バスタブも無しと、1泊5万円のホテルにしては苦行に近いものがあります。「Hyatt Regency Waikiki Beach Resort and Spa (ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ビーチ・リゾート・アンド・スパ)」のように、シャワーカーテンじゃないだけマシと言えばマシかもしれません。
共用設備に参りましょう。プールもあるにはあるのですが、日本の幼稚園のそれと大差ない仕様です。当館に滞在する際は、プールに期待せず歩いて数分のクヒオビーチを前提に臨んだほうが良いでしょう。
フィットネスセンターもあるにはあるのですが、取ってつけたような装備であり、400を超える客室数を賄うには心許ない。
閉口したのは朝食で、ソーセージとパンとスクランブルエッグとパンがあるだけです。いくら無料(宿泊費に込み)と言えども、流石に人権を無視していると言わざるを得ない。牛丼屋の朝定食を500円程度で楽しめる日本人は豊かだ。
史上最低のクソホテル「Hyatt Regency Waikiki Beach Resort and Spa (ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ビーチ・リゾート・アンド・スパ)」に比べるといくらかはマシでしたが、1泊5万円という価格設定には全く見合わないホテルでした。

ただ、当館だけが悪いというわけではなく、ハワイ全体のホテル業界がこんな感じと聞いているので、旅慣れた富裕層たちは「もうコンドを買ってしまおう」という流れになりそう、というか既になっています。

ハワイの高価ホテル(高級ではない)に泊まるのは、メインランドとアジアの旅慣れていない中産階級だけ、という日も近い。

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