スペイン料理 Pablo (パブロ)/中目黒

中目黒駅から池尻方面へ徒歩5-6分の「スペイン料理 Pablo (パブロ)」。私の大嫌いなビストロ「nuit(ニュイ)」の数軒隣に位置します。シェフはスペインで長く過ごし、帰国後は色んな大会で色んな賞を得ている模様。食べログでは百名店に選出。
店内はカウンター席が少しにテーブルが数卓。トータルでは20席ほどでしょうか。常に満席で、みな遠慮せずジャンジャンしているのにも関わらず、およそ待たされたという記憶はありません。仕事の速いスペイン料理店です。
酒は安く、ビールもグラスワインもサングリアも千円を切っていたと記憶しています。ボトルのワインも4千円台から始まり、ガブガブ飲んでも懐に優しい。
まずはピンチョスの盛り合わせ。色んなツマミを楽しむことができ酒が進むのですが、赤ピーマンに塩ダラを詰めたやつがグッド。あと串に刺した魚(?)がピリ辛で後を引く美味しさです。
フォアグラとトウモロコシのコノス。「コノス」はタパスの一種で、円錐形の容器に様々な食材を詰めたものですが、当店ではとうもろこしのムースを詰めたコーンにフォアグラをトッピングしています。コーンの甘味のキャラメリゼされたフォアグラのコクが良く合います。
シーザーサラダを注文すると、想像の斜め上を行く代物が登場しました。いわゆるシーザーサラダに温玉と生ハムをトッピングし、仕上げに唐辛子のパウダーをふりかけます。サラダながら色んな味覚を楽しむことができ、こんど自宅でも真似してみよう。
店員さんオススメの「鮮魚のパリパリ包み揚げマッシュルームソース」。白身魚にカダイフを纏わせ、カラっと揚げています。お魚の美味しさはもちろんのこと、コッテリとしたマッシュルームソースが良いですね。サンセバスチャンあたりのバルに出てきそうな洒落たひと品です。
〆にパエリア。お米が0.7合づつの「ダブルパエリア」が楽しい。この日はイカスミとチキンを選択し、いずれも鍋に薄くお米を貼り付けるスタイルです。いずれのフレーバーも美味しく会話の弾む逸品。お米の味わいも日本人の魂を揺さぶります。
以上を2人でシェアし、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり1万円ほど。旨いスペイン料理を腹いっぱい食べてこの支払金額はリーズナブル。ちなみに学芸大学と渋谷に「ガルボ」というスペイン料理店も展開しているそうで、次回はそちらにお邪魔してみたいと思います。

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