虎 Kitchen (タイガーキッチン)/東町(那覇)

旭橋駅から歩いて数分の場所にある「虎 Kitchen (タイガーキッチン)」。昼はラーメン専門店、夜はダイニングバーとして営業という面白い業態のお店です。
ダイニングバーであるからか、ラーメン屋としては異例の広さです。ダーツ台も置かれていて面白い。券売機でチケットを購入した後は配膳から下膳まで全てがセルフサービスで、至る所に注意書きが書かれており、なんだかFランの学食に来た気分です。
看板メニューは「淡麗豚そば」らしいのですが、豚骨で淡麗ってどゆこと?ガリガリのデブみたいな感じ?と困惑し、けっきょく私は「濃厚豚骨らーめんチャーシュー」を注文。1,180円と立派な価格設定です。
スープは普通に美味しい豚骨ラーメンといったところ。普通に美味しいですが、わざわざ沖縄に来てまで食べる必然性は感じられませんでした。また、チャーシューは冷凍焼けしたような独特のエグ味が感じられ、私の口には合いませんでした。
麺は京都の有名製麺所「麺屋棣鄂(めんやていがく)」謹製とのことですが、太麺原理主義者の私としては気持ちの入らない味わいです。セルフサービスでオニオンフライや辛子高菜などをトッピングできるので、それらをたっぷり食べて無理やり自分を納得させる。
前述の通り普通に美味しいですが思いのほか高価であり、那覇の地価や物価を考えると割高に感じました。観光客が食べに来るのは少し違うのかな。うちなーんちゅがたまには豚骨ラーメンでも!みたいなテンションで訪れると良いのかもしれません。お疲れ様でした。

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