2024年9月に移転したばかりの「Carl Og3 Burger Shop(カールおじさんバーガーショップ)」。アラモアナショッピングセンターから北へ歩いて15分ほどに位置し、「Japanese B.B.Q. Yoshi」という日式焼肉店の昼の部に営業しています。
店内は完全に日本の焼肉屋であり、ここでハンバーガーを食べるのは何だか不思議な気分。ハンバーガーを焼くための鉄板はどうしているのだろう。キッチンから客席への動線も悪く、スタッフもちょっと働き辛そうでした。メニュー構成はシンプルで、ハンバーガーが4-5種類にフレンチフライに飲み物といったラインナップ。セットにするとお得になるという仕組みは無く、私のように暗算の苦手なタイプに優しい設計です。「WAGYU」という文字が踊りますが、ここはアメリカなので敢えて選択肢から除外して注文に臨みます。
注文から30分も待ってようやく到着。店内は特に混んでいるというわけでもないのにこのスピード感。やはり焼肉屋を間借りして無理くり営業しているため、オペレーションについて色々と難しい面もあるのでしょう。余裕を持って訪れるか、オンライン注文をしておいてピックアップするようにしましょう。こちらは「Kaheka Smash(カヘカ・スマッシュ)」。アメリカ本土で市民権を得つつある「スマッシュバーガー」の波がハワイにも到達しました。「スマッシュバーガー」とは、成形されたパティではなく、粗挽きの牛肉を鉄板に押し付けて焼き上げるスタイルのハンバーガーのこと。スマッシュ(smash)とは英語で「押し付ける」や「平手打ち」という意味です。同じハワイだと「The Daley(ザ・デイリー)」のそれが有名です。
ワオ!美味しい!グラスフェッドの牛肉にスパイシーなポルトガルソーセージを混ぜ込み、スマッシュしてカリカリに焼き上げています。自己の脂で揚がったようなベーコンのような凝縮感で、肉そのものが美味しい。バンズはバターで焼いているのかリッチな風味でやや甘めなスタイルです。
こちらは「OG3 Cheeseburger Deluxe」。ジューシーなビーフパティにとろけるアメリカンチーズ、新鮮なトマトの酸味とシャキシャキレタスの食感、オニオンの風味とピクルスのアクセント。ひと口ごとに贅沢な味わいが拡散し、まさに「デラックス」の名にふさわしい、満足感の高いチーズバーガーです。
フライドポテトは波型カットでサクサクとした食感。とは言えば一般的なポテトやんと言われればその通りなので、パティ1枚追加と同料金であることを考えると、胃袋のスペースはパティに優先させたほうが良いでしょう。
美味しかった。「The Daley(ザ・デイリー)」のスマッシュバーガーも良かったですが、肉の味の強さとバンズの味わいとのバランスを考えると、当店のほうが私は好き。アラモアナセンターからも歩いて行けないことも無いので、日本人観光客にとってもアクセスは良好。オススメです。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。