ひと昔前は避暑のために北海道で過ごしたものですが、ここ数年間の酷暑は目に余るものがあり、避暑地が全くその役割を果たしていないため、今夏は思い切って南半球に長く滞在しました。シドニーの場合、日本との時差は1時間しかないのでワーケーションに向いています。
8月のシドニーは真冬のはずなのに、11月の東京ぐらいの気候です。日中は17-18℃ぐらいまで気温は上昇し、長袖シャツ1枚で過ごすことができます。夜はジャケットを着用しますが、厚手のコートは全く不要。とても過ごしやすい気候です。
朝早く夜も早い国民性なのか、21時には殆どの飲食店が閉まってしまいます。日本人より2時間早く起きて2時間早く寝るイメージ。そのため深酒をする機会が無く、身体の調子が良くなります。街のフィットネスクラブは朝の6時から開いている。
野菜と肉、コーヒーがとにかく美味しいですね。ここのところ「日本は物価安すぎ!買い叩かれて日本は終わり!」のような投稿を頻繁に目にしますが、東京の物価に比べたら、シドニーの物価のほうが私は安く感じました(写真は私イチオシのカフェ「Room Ten」)。
Uberに26分乗る:3,600円
どうでしょう?それほど高くないですよね?肉や野菜、地元のワインやビールを中心に日々を過ごしてみると、質が高く量も多いため、東京よりもシドニーのほうが費用対効果に優れているように私は感じました。ちなみに地場のコーヒーのレベルが高すぎるため、日本では1,000店以上展開しているスタバがオーストラリアでは20店舗ほどしかありません。
ネット上の「海外ではラーメンが1杯2-3千円もする!」「おにぎりが500円もする!」みたいな物価高自慢は、極端な例を切り取って面白おかしく喧伝しているだけで、そりゃあ(オーストラリアからすれば)外国の料理を食べたら割高になるのは当たり前でしょう。日本でパッタイを食べたら千円するのと同じ理論です(画像はyahooニュースより引用)。
ジュースやお菓子、ファストフードなどは日本に比べると確かに高いですが、であればそんなもの買わなければよろしい。何でもかんでもコンビニで買う習慣を断ちなさい。買い物下手かよ。実際にオーストラリアは水筒持参率が異常に高い。現地の方のライフスタイルに倣えば良いだけのことです。
何が言いたいかというと、なんだかんだ言って海外旅行はとても楽しい。刺激もあって得るものが多いので、物価高や円安など出羽守らの脅しに屈せずに、みんなでドンドン遊びに行きましょう。日本円の復活に賭け、日本でアイドリングし続け時間を浪費するほうが、人生に対する負のリスクは大きいと私は思うのだけれど。
おまけ。シドニー空港のニュージーランド航空のラウンジは素晴らしいですね。サラダだけで4種類に野菜スティックも3フレーバーと、野菜にかける情熱が感じられます。チーズも豊富でラム肉の煮込みなども置かれており、日系のビジネスクラスラウンジとは一線を画すレベルの高さ。お酒も豊富で、ワインを中心にニュージーランド産のものが殆どなのが旅行者にとってはとても嬉しい。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。