かなりの大箱で、宴会場も多数あり、新宿のハイアットリージェンシーに雰囲気が似ています。つまり私のあまり好きでないスタイルのホテルの予感。
お部屋は「1 King Bed Tower Room with Harbour View」にご案内頂きました。広さは30平米ほどであり、都市型のハイアットとしてはベーシックなサイズ感でしょう。
ライティングデスクも用意されており中々に快適。しかしながら電源周りが貧弱で、コンセントはオーストラリア仕様のものしか受け付けないという制約。変換タップを持参していたので何とかなりましたが、ハイアットとしては珍しい設備のショボさです。
ミニバーは必要最低限といったところ。飲み物やスナックはもちろん有料で、会員向けに小さなミネラルウォーターが2パック用意されているのみが無料とのことです。
ウェットエリアにつき、全てがひと部屋にまとまっており使い勝手はよくありません。色々とモノを置くスペースも少なくガッツリとイラつかされます。
バスタブは無くシャワーのみ。ひとりシャワーやトイレに入れば同居人は水回りが使えなくなるシステムなので不便極まりない。出張者がひとりで泊まるには悪くないでしょうが、家族で泊まるには厳しい部屋かもしれません。
窓からの眺め。Darling Harbourを一望できるのですが、シドニーは夜が早い街なので、夜景が落ちていくのも早いです。他方、朝は早く、6時台から歩いている人がめっちゃいて驚きました。朝食はクラブラウンジへ。客室数に比べて小さなラウンジですが、それでも満席で人が溢れかえるということはなく、居心地の良い空間です。
ただし料理のラインナップは激ショボですねえ。いま写真にうつってる料理とパンとコーンフレークぐらいしか用意されておらず、これまで色んなハイアットに泊まり歩いて来ましたが、ひょっとするとラウンジのワーストを更新してしまったかもしれません。
スモークサーモンは肉厚で美味しいのですが、野菜の品質がダメダメですねえ。ゆうべは同じ館内の「Jackalberry(ジャッカルベリー)」を訪れ、野菜料理のレベルの高さに感銘を受けたものですが、同じホテルとは思えないほどのレベルの低さでした。
オムレツも実にグロテスクであり、独り暮らしの学生がスクランブルエッグを押し固めたかのようです。それにしても日本で食べるオムレツはキレイだなあ。文化遺産に登録しても良いくらいだ。
ちなみにこちらはカクテルタイムのツマミたちであり、そのレベルは朝食のクオリティから推して知るべし。ほんのちょろっと様子を除いてパっとしなかったので、ワインを1杯だけ飲んで退散しました。
フィットネスセンターは中々の広さで設備も充実しており、眺望も抜群です。やはり当館は旅行者がワイワイ泊まりに来るというよりは、出張者などの独りゲストが長めに滞在するのに適した設計となっているのかもしれません。高い割にパっとしないホテルでした。新宿のハイアットリージェンシーや新宿のヒルトンにとても良く似た感想であり、都心の外資系ホテルはどこもこんなものなのかもしれません。もうちょっと奮発してパークハイアットにすれば良かったなあ。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。