京鼎樓 恵比寿本店(ジンディンロウ)

台湾で人気の小籠包レストラン「京鼎樓(ジンディンロウ)」の日本1号店(恵比寿本店)にお邪魔しました。創業者は「鼎泰豊(ディンタイフォン)」で腕を磨いたのち独立し、京鼎樓グループを世界中に展開。日本での店舗数が妙に多いのは日系の代理店が噛んでいるのかしら。
店内はカウンター席が数席に2人がけのテーブル席がたくさん。我々はグループで予約していたので奥の半個室を用意してもらえましたが、2人がけのテーブル席は天板も席の間隔も狭く落ち着かないだろうなあという印象を受けました。
生ビールは800円と、このあたりの飲食店としては妥当な価格設定でしょう。よく飲むのであれば、飲み放題プラン(後述)を利用したほうが断然お得です。
サラダはパクチーが入っているものの一般的なガーデンサラダでした。
よだれ鶏は刻み葱をジャンジャン味付けたトッピング(?)が美味しいですね。それほど辛くも無く、万人受けする味わいです。
小籠包はイマイチ。皮が思いのほか厚くモッサリとした味わいでパっとしません。しょっちゅう台湾に出入りしている私としては、これで6個1,150円は高すぎに感じました。
青菜の炒め物。一般的な味わいですが量は多くなく、これで1,350円はやりすぎな気がします。
黒酢酢豚も味は悪くないのですが肉の量がごく僅かでありストレスの溜まるひと皿です。
サンラータンは結構美味しい。バリっと酸味が立っておりスパイシー。
油淋鶏はイメージしていたスタイルとは異なりましたが、これはこれでありよりのありであり。ドロリとした調味とサラっとした葱の風味が良く合います。
もち米焼売も味は悪くないのですが、1,420円というのは高杉でしょう。点心全般が台湾の倍以上の値付けで迫って来ます。
チンジャオロースも街中華の一般的な味わいですが、価格設定はその倍を超えてきます。
麻婆豆腐も一般的な味わいですが、価格設定は(ry

何もかもが割高なお店でした。料理はいずれも中華風ファミレスに毛が生えた程度であり、そのくせ価格設定は2-3倍。これならガーデンプレイスまで行ってウェスティンの「龍天門(リュウテンモン)」に向かったほうが満足度は高いでしょう。
我々は飲み物も食べ物もかなり気前よく注文していたのに、時間制限か何かでさっさと追い出すという融通のきかなさ。こんなことなら飲み放題付きのプランにすれば良かった。ゲストに素敵な時間を過ごしてもらおうという心意気は微塵も感じられず、あくまで金儲けの手段として小籠包を用意しているだけに感じました。

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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。

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