Botswana Butchery Queenstown(ボツワナ ブッチャリー)/クイーンズタウン(ニュージーランド)

クイーンズタウンはワカティプ湖のほとりにある「Botswana Butchery(ボツワナ ブッチャリー)」。ボツワナ生まれのオーナーが故郷の肉料理文化に思いを馳せてオープンした肉料理中心のレストランです。ちなみにオークランドにも支店があるとのこと。
コロニアル調の建物は雰囲気たっぷりで、テーブル席を中心にテラス席に個室、バーコーナーにパーティールームなど様々な用途に対応できます。ちなみに我々は8月の土曜日という最も忙しい時期に予約ナシで凸したのですが、「テーブル席は2回転目までパンパンに詰まっているが、バーコーナーやラウンジエリアでよければどうぞ。メニューは一緒」との案内で、喜んでラウンジエリアにお邪魔させて頂きました。
アルコールにつき、地元のビールは14ドル前後であり、グラスワインは25-30ドルといったところ(2024年8月は1ドル約90円)。ワインも地元のものなのに割高だったのでパス。フランスワインは東京よりも少し高いかなという値付けでした。
野菜不足が続いていたので、一番高い野菜メニューをノールックで注文。しかしながら実態はカプレーゼでした。チーズは一応水牛のものだそうですが、ボソボソとした舌ざわりでイマイチ。もちろんきちんとメニューを読み込まずに注文した私の責任です。
慌てて「シンプルガーデンベジタブルサラダ」を注文。これこれ、これですよ。サラダとはこうですよ。葉物野菜がドッサリでシンプルに酸味を効かせた調味も好感が持てる。この品質と量で16ドルというのはお値打ちに感じました。
鹿肉のタルタル。Butchery (肉屋)と自称するだけあって、様々な肉料理が用意されています。牛や馬のタルタルに接する機会はありますが、鹿肉というのは初めてかも。何でもフィヨルドランドという地域の赤鹿を用いているそうで、クセは無いものの鉄分たっぷりという逸材でした。
「クリスピー・スクイッド」はカラマリ的なものを期待していたのですが、どういうことか野菜がたっぷりでした。しかもソースはキムチ風味のマヨネーズと方向性が良くわからない。決して不味いわけでは無いのですが、コレジャナイ感に溢れたひと皿です。
メインはラムラックをチョイス。これこれ、これですよ。肉料理とはこうですよ。ラム肉はメリノ種を用いているそうで、きめ細かく、柔らかな肉質が特長的。羊肉特有のクセが少なく、マイルドで上品な味わいです。ガリっと思いきり良く焼いており、食欲をそそる香りです。
以上を2人でシェアし、軽く飲んでお会計はひとりあたり1万円ほど(合計220ドル)。スノーリゾートのピークシーズンに訪れてこの支払金額は良心的。当たりはずれはありましたが、肉料理は総じて美味しく、次回からはもっと上手く立ち回れそうです。とにかく肉料理ばかりを食べましょう。とにかく肉料理です。大事なことなので2回言いました。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。