まだ北半球で消耗してるの?酷暑の日本を横目に極上のウィンターリゾートへ

以前の記事『「シドニーの物価は高すぎる!」のように嘆いている出羽守は、単に買い物が下手なだけだと思う』において南半球に長く滞在したと記載しましたが、人生で初めてニュージーランドを訪れました。

■クライストチャーチ(Christchurch)
ニュージーランドへ移住した先輩の所へ遊びに行きました。シドニーに比べると南に位置し3-4℃は低い印象。12月の東京の気候に似ています。気になる物価はシドニーよりも少し安いかなといったところ。相変わらずコーヒーが旨く、中目黒のスタバを凝縮したようなカフェが山ほどあって幸せです(写真は街いちばんのコーヒーショップ「C4 Coffee Co.」)。
食事もオーストラリアのそれと似ており、肉や野菜を基礎とし素材を活かした料理が中心です(写真は人気のダイニング「Strawberry Fare」)。アルコールはもちろんニュージーランド産のワインが最高です。
また、日本人にとっては馴染みがありませんが、ニュージーランドはビールの醸造も盛んであり、少し大きめのスーパーに訪れればクラフトビールが数十種類も売られています。
中心部には「Riverside Market」という小さなお台場みたいなエリアがあり、多種多様な料理をフードコート形式で楽しむことができます。
オセアニア地域の名物であるホットパイは必食。ここ「THE BUTCHER'S PIE SHOP」は地元の方も買いに来る人気店で、場面で行列が生じるほど。ギッチリと肉が詰まっているのですが、スパイスも効いていてあとひと口もうひと口と食べる手が止まりません。


■テカポ(Tekapo)
クライストチャーチから車で3時間ほどにあるテカポ湖。ミルキーブルーの湖の美しさに始まり、ニュージーランドで一番撮影されていると名高い「善き羊飼いの教会」、サザンアルプスの山並みと、話題の尽きない観光地です。
極め付きはその夜空であり、テカポは世界的に有名なスターゲイジングスポット。「星空の世界遺産」として世界で初めて地球を飛び出した何かを世界遺産しようというムーブメントまで活発なエリアです(写真は「Dark Sky Project」公式ウェブサイトより)。
肝腎の夜空につき、月がカンカンに照っていたので満天の星空を愉しむといった雰囲気ではありませんでしたが、それでもエアーズロックリゾートでの星空とはまた違ったニュアンスの星座を視認することができました。ちなみに写真右下の緑色の点は常に不規則な動きをしていたので恐らくUFOです。運が良ければオーロラも観測できるそうです。
とは言え日中の眺望も見事だし、とっても素敵なホテル「Grand Suites Lake Tekapo」にも泊まれたし(星空を見るために意図的に窓が多く誂えられている)、「湖畔レストラン(Kohan Restaurant)」「T.L.V. Restaurant & Bar」で地元のサーモン(マス?)をたっぷり楽しむことができたしで、満天の星空は無くとも大変素晴らしいリゾートでした。


■クイーンズタウン(Queenstown
避暑の〆は南島のウィンターリゾートの拠点であるクイーンズタウンへ。ワカティプ湖畔に位置し、雄大な山々に抱かれたランドスケープは、まさに女王にふさわしい景観です。
なのですが、この街にとって最も重要な観光スポットは「Fergburger(ファーグバーガー)」ではなかろうか。エド・シーランやジャスティン・ビーバーなど数々の有名人も訪れ、みな口を揃えてそのハンバーガーの美味しさを褒め称えます。あまりの人気ぶりに市が目の前の歩道を拡幅したほどです。
「Patagonia Chocolates」のアイスクリームも素晴らしいですね。夕食後の〆のデザートとばかりにリゾート客が押し寄せ、21時を過ぎても数十人もの大行列。元々はチョコレート屋さんなのかチョコ系のアイスの味わいが素晴らしく、ワッフルにコーティングするチョコレートの品質も目を瞠るものがあります。
寒さが足りない方はアイスバーへ向かいましょう。壁だけでなく、バーカウンターから机・椅子・グラスに至るまで、全てが氷でできています。スキー場と大して変わらんやろぐらいのつもりでお邪魔したのですが、想像以上に全く寒く、息を吐くたびに白い息がモクモクと広がり、まつ毛まで凍りつきそうになるほどの極寒の世界です。
雰囲気としてはワイキキに似た街かもしれません。スキー客が街に戻って来る夜が最も盛り上がり、パリピの陽キャが酔っ払いながら街を練り歩いており実に賑やか。オセアニアは全般的に夜が早いのに、クイーンズタウンのパーティーが終わらない。

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