ハイアット ハウス 東京 渋谷 (Hyatt House Tokyo Shibuya)

渋谷の再開発が着実に進み、桜丘の複合高層ビル「Shibuya Sakura Stage」も無事完成。テナントも順次入居を始めたようで、「ハイアット ハウス 東京 渋谷 (Hyatt House Tokyo Shibuya)」も2024年2月26日に開業しました。
「ハイアットハウス 金沢(Hyatt House Kanazawa)」と同様に、レジデンスっぽいエントランスから16階のロビーへ向かいます。当館の登場人物に日本人は殆どおらず、下手をすると「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」よりも外国人比率が高いかもしれません。ちなみに16階から30階までは居住用マンションの「ブランズ渋谷桜丘」という棲み分けです。
お部屋は「キング」にご案内頂きました。デジタルキーを使えばロビーを経由せず、車寄せから部屋まで誰にも会わずに直行できるため、有名人の密会に活躍しそうです。広さは32平米と2人で滞在するには申し分のない広さです。ホテルというよりはサービスアパートメント的に使う宿泊施設であるため実に機能的な仕様です。
眺望はお世辞にも良いとは言えず、お向かいのマンション(?)の様子が丸見えです。もちろんアチラ側からコチラ側も丸見えでしょうから、滞在中はずっとカーテンを閉めて過ごしました。アーバンな引きこもりである。
金沢にもキッチン付きのお部屋はいくつかありますが、当館は全室にキッチンと洗濯乾燥機、オーブンレンジ、冷蔵庫を装備しています。器やカトラリーはもちろんフライパンなどの調理器具も全て揃っており、今すぐにでも新生活を始められる勢いです。
部屋の広さの割にクローゼットが広く、やはり中長期での滞在を前提とした宿泊施設なのでしょう。ベッドの下にスーツケースを収納できるスペースも用意されており、居住空間を広く維持することができます。
ウェットエリアも部屋全体の広さを考えると贅沢にスペースが取られています。ドラム式の洗濯乾燥機がある部屋ってのは、Airbnbを除けば初めての経験かもしれません。洗剤も用意されていたので、せっかくなのでプール後の水着を洗って乾燥してみました。
バスルームも広くしっかりとした誂えです。風呂場としてしっかりとし過ぎているため、友達の家に泊まりに来た感がしないでもない。シャンプーなどはディスペンサー方式であるため、余計にそう思わせるのかもしれない。
トイレも清潔に維持されており、もちろんウォシュレット完備。ただし完全な独立型ではなくウェットエリアと空間が続いているため、使い勝手としてはあまり良くありません。
共用設備に参りましょう。こちらは16階ロビー脇にあるワークスペースであり、webミーティングなどで使用している人を時々見かけました。スペースの広さは限定的であり、「ハイアットハウス 金沢(Hyatt House Kanazawa)」の余裕のある設計とついつい比べてしまいます。
フィットネスセンターは客室数126という規模を考えれば中々に充実しています。長期滞在者の健康を維持するにはしっかりとした設備が必要なのだ。
屋内プールは16階のロビーフロア奥に位置します。長さ15メートルと小さめサイズではありますが、この立地この客室数でプールとジャクージを用意した姿勢は天晴れとしか言いようがありません。ガラス張りで解放感がありますが、夕刻は西日が激しいため、日焼けが気になる方は太陽が南中する前に利用しましょう。ちなみに「ブランズ渋谷桜丘」の住人とも共用だそうです。
朝食はロビー階のダイニング「MOSS CROSS TOKYO(モスクロストーキョー)」へ。ハイアット的にはサードパーティーが運営しているレストランという位置づけで、「ハイアット プレイス 新北市新荘(Hyatt Place New Taipei City Xinzhuang、新北新荘凱悦嘉軒酒店)」における取り扱いに似ています。
「ハイアットハウス 金沢(Hyatt House Kanazawa)」「ハイアット プレイス 京都(Hyatt Place Kyoto)」と同様に、シンプル・イズ・シンプルな朝食でした。契約の関係からか、きっと「MOSS CROSS TOKYO(モスクロストーキョー)」みは1ミリも発揮できていないと思うので、時間帯を改めてお邪魔したいと思います。詳細は別記事にて
「ハイアットハウス 金沢(Hyatt House Kanazawa)」と同じく機能的で居心地の良い宿泊施設でした。しかしながら、これで1泊6-7万円というのは流石に高すぎるような気がします。もちろん中長期の契約が前提の施設であって、短期滞在の場合はどうしても割高となってしまう仕組みは理解できますが、「ホテル虎ノ門ヒルズ(Hotel Toranomon Hills)」のようなフルサービスのハイアットよりも高い値付けというのは違和感を覚えました。

あくまでビジネスユースの長期滞在者向けの施設と割り切って捉えたほうが良さそうです。お疲れ様でした。

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