「京都でうまれたおばんざい」を主力に京都産の食材の地産地消を試みる「京うまれ」。丸太町駅の出口のすぐ隣、マクドの脇にあります。
平日の正午過ぎにお邪魔しましたが、客は半分も入っていません。それほど忙しそうではなく、客の殆どは近隣の勤め人中心で厄介客はいないはずなのですが、何故かホールスタッフが常にイライラしています。何か嫌なことがあったのかな。疲れているのはわかるけど、ガチャンとモノに当たるのは良くないと思いました。私は「丹波あじわい鶏の自家製タルタルと甘酢のチキン南蛮定食」を注文。1,380円です。メニュー名が長く何が何に係っているのか分かりづらいですが、恐らく「丹波あじわい鶏の、自家製タルタルと、甘酢のチキン南蛮定食」だと思います。
自慢の「おばんざい」は侘び住まいの膳という表現がピッタリな貧相なラインナップであり、このような食事形態を「京うまれ」とすると京都人に怒られるのではあるまいか。
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メインのチキン南蛮は「丹波あじわい鶏」というこだわりのブランド鶏を用いているそうですが、妙に衣が厚く油がベタついており、鶏本来の味はよくわかりませんでした。タルタルソースは酸味が強く、期待していた味と大いに異なる。
ライスは京都産のコシヒカリを用いているそうで、プラス50円でもち麦を加えてくれました。お疲れ様でした。
以上を食べ、お会計は1,430円。ホールスタッフの感じの悪さや料理の微妙な味わいを勘案すると、非常に割高と言わざるを得ません。外国人ゲストが「これが京都の『おばんざい』か!」と誤解しないと良いのだけれど。
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