女将がバリ可愛いことで有名な「肉料理かなえ」が、人気メニューの和えそばだけを独立させて「麺料理かなえ」を2024年春にオープン。場所は京都市役所前駅から歩いてすぐ、御池通から木屋町通を下がったところの雑居ビル1階に位置します。
オープンしたばかりに加え値の張るランチでもあるためか、ガラガラに空いています。スタッフは皆さんとても感じ良く、これは「肉料理かなえ」においても間違いないだろうと、お邪魔したくなる気持ちが高まりました。
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JR東海「そうだ京都、行こう。」20年間のポスターから写真・キャッチコピーを抜粋して一冊にまとめた本。京都の美しい写真と短いキャッチフレーズが面白く、こんなに簡潔な言葉で京都の社寺の魅力を表せるのかと思わず唸ってしまいます。
麺料理は「自家製ラー油の牛タン和えそば」のみで1,200円。サイドメニューは「牛タン丼」が550円で、その他はゴハンや卵だけとシンプルなメニュー構成です。
主役の「自家製ラー油の牛タン和えそば」は「肉料理かなえ」におけるコース内で提供されるもので、それをボリュームアップしての提供のようです。具材はダイスカットされた牛タンにもやし、チンゲンサイ、キクラゲといったところでしょうか。
自家製ラー油とゴマダレを混ぜ込んでから頂きます。第一印象は「甘い」であり、意外なアタックです。麺は太くガシガシと食べ応えあり。甘味が継続し食べ飽きる方は、卓上の赤酢や黒酢、花椒などで味変すると良いでしょう。
「牛タン丼」は味は悪くないのですが見た目が貧相なのが勿体ない。「麺屋 優光(めんや ゆうこう)」であればプラス250円でビジュ優勝のチャーシュー丼を味玉付きで楽しめることを考えると、色々と思うところがありました。
〆に冷たい豆乳スープを丼に注ぐのですが、この小さいピノみたいなのは何だろう。キンキンに冷えているため味わいを判定するには至らず、意図がよくつかめませんでした。以上を食べて合計1,750円。文句なしに美味しいのですが文句なしに高価であり、それほど量も多くないので拍子抜けした気分です。とは言えあのクオリティの麺料理が焼肉中に出てくると胃袋を掴まれることは間違いなしであり、スタッフの感じの良さを含めて「肉料理かなえ」へのゲートウェイドラッグとしての役割は充分に果たしています。次回は本丸にお邪魔してみよう。
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- 木山(きやま)/ 丸太町 ←マイ・ベスト・京都メシ。おひとりさまも大歓迎。
- にくの匠 三芳(みよし)/祇園 ←これは確かに匠だわ。確かに肉の匠だわ。
- 祇園にしかわ/祇園 ←今の東京は何かが狂っていると言わざるを得ない。
- CAINOYA (カイノヤ)/四条河原町 ←鹿児島で国内外のフーディーを集める店が京都に移転。
- Gibier MIYAMA(ジビエミヤマ)/祇園 ←ダークファンタジー。
- VELROSIER (ベルロオジエ)/河原町 ←足し算の中華料理。
- 室町 和久傳(むろまちわくでん)/烏丸御池 ←やっぱり和久傳が好き。
- 田がわ/御幸町 ←幸村卒業。近い将来、星獲得間違いなしのリーズナブルな和食。
- 又吉/祇園 ←雰囲気のある街並みに溶け込む費用対効果抜群のお店。
- 末友/祇園 ←ミシュラン2ツ星。非の打ち所が無いお店。
- 祇園にし/祇園 ←こちらも非の打ち所のないお店。
- 十牛庵/高台寺 ←ひらまつが手がける和食店。ワインがめちゃめちゃ安い!
- レストランひらまつ 高台寺 ←立地や雰囲気が抜群。
- 祇園 呂色 (ぎおん ろいろ) ←円熟味を増した料理人は儲けよりもゲストの笑顔を直でゲットする方向に向かう。
- 呑喜屋むね(のんきやむね)/御所南 ←ここが私のアナザースカイ。
- 山元麺蔵 (やまもとめんぞう)/岡崎 ←私が世界で一番旨いと考えるうどん屋。