目黒 日本酒バル いと。

ハワイのABCストアが如く目黒においてドミナント戦略を繰り広げる「いと。」グループ。今回はそのフラッグシップ「目黒 日本酒バル いと。」にお邪魔しました。場所は目黒が誇る飲み屋ビル「メグロード」を少し下ったところにあります。
雑居ビル3階のエレベーターを降りてすぐ店内。L字型のカウンター席にテーブルが4-5卓といったところでしょうか。日本酒がギッチギチに詰まった専用の冷蔵庫が目を惹きます。
ビールは中瓶が880円と気軽な居酒屋にしてはやや高め。ごくごくカジュアルなお店なのですが、酒も料理も思いのほか高価格帯なので気を付けましょう。そのためかゲストも年配の方が多く落ち着いた雰囲気でした。しかしながらBGMは何故がチャラめで店主もノリノリ。従業員同士の仲も良く楽しい雰囲気です。
お通しはきちんとしており普通に美味しい。美味しいだけに、もうちょっと量が欲しいところです。
居酒屋ながらサラダの打線が良く、まずは「揚げナスのさっぱりサラダ」を注文。揚げ立てのジューシーなナスと葉物野菜のシャキシャキがよく合う。たっぷりのカツオ節の旨味も良い味を出しています。
魚と鶏が自慢とのことだったので、盛り合わせを1人前で頂きました。いずれの品質も上々で、とりわけキンメダイとイカが良かったです。薬味もたっぷりで華やかな盛り込みです。
自慢の唐揚げ。大山鶏を用いているそうで、ザクっとタフな外皮の食感にジューシーな肉が後を引く美味しさです。ポーションもたっぷりで、量も味のうちなのだと再認識。
辛子れんこん。意外に東京の居酒屋に置いている店は少なく、揚げ立てのアツアツを楽しむことができて私嬉しい。マヨネーズと合わせて食べるのは初めてですが、なかなかイケますな。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり6-7千円といったところ。気楽な雰囲気ですが居酒屋料理としては抜群の美味しさを誇り、京都の気の利いた割烹に比肩する食後感です。近辺にはいくつか系列店舗があるようなので、今後も巡ってみたいと思います。

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