広尾のカレー

広尾散歩通り商店街にある「広尾のカレー」。どの街にも必ず1軒はありそうな素朴なカレー専門店なのですが、テレビ番組「嵐にしやがれ!」の「東京イイ店クドイ店」コーナーで松潤と相葉くんが訪れたことをキッカケに、嵐ファンの聖地となりました。
私は店内カウンター奥から2番目の席にかけたのですが、「ここは相葉席!」と油性ペンでハッキリと記されていました。このように店内は芸能関係者のサインとそのファンたちのメッセージに満ちており、耳なし芳一的な迫力を感じさせます。

ちなみに私の左が松潤席、右はアンジャッシュ渡部の多目的シートです。ちなみに阿部サダヲも当店のカレーを愛してやまないそうで、不思議と芸能界に縁のあるお店なのかもしれません。
私は「肉肉カレー」を注文。1,680円です。1軒目は渋谷の予約困難な高級居酒屋にお邪魔していたのですが、あまりに香水臭くて途中で帰って来たので胃袋にまだまだ余裕があります。
「肉肉カレー」はその名に違わず凄まじい肉量です。普通のカレーに生姜焼き定食が悪魔合体したようなボリューム感で食べ応え抜群。カレールーは牛テールを数時間煮込んだものなのですが、豚肉の迫力に押し切られてしまった感は否めない。純粋に牛テール風味を楽しみたい方は、フラッグシップの「広尾のカレー」を注文すると良いでしょう。
ライスにはキャベツの千切りが山盛りトッピングされており、ベジファースト族には堪らない仕様です。ドレッシング(?)が独特の味付けで後を引く美味しさ。
ライスはカレー専用米の「新潟妙高上越産華麗舞」を用いているそうで、その暴走族のようなネーミングが心に残ります。表面がパラパラとした口当たりでサクサク食べ進めることができるのが特長的。
以上のカレーが1,680円。カレー単品と考えれば高価に感じますが、あのボリューム感は何何物にも代え難く、尊い。芸能界への関与を抜きにして魅力を感じさせるカレーであり、夜遅くまで営業しているのも嬉しい(私は香水臭い予約困難店帰りだったので22時近くにお邪魔しました)。加えて酒やツマミも充実しておりテーブル席もあるので、飲み屋使いもできそうです。

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