旬活和食 ままや/栄(名古屋)

栄の宗次ホール1階に入居する「旬活和食 ままや」。チェーンの高級居酒屋っぽい外観ではありますが、食べログでは百名店に選出されています。
店内は厨房をぐるりと取り囲むカウンター席に、テーブル席がたくさん。かなりの大箱で全体では60席近くありそうです。この日はランチタイムにお邪魔したのですが、近隣の勤め人がパワーランチで活用していました。ランチでもネットから予約できるので、必ず予約して訪れましょう。
まずは湯葉。コッテリと濃厚な豆の味で、しみじみ旨い。
マグロの山芋がけ。これはまあ、見た目通りの一般的な味わいですね。「ザめしや」で取るような小鉢と大差ありません。
当店は「おばんざい」料理が自慢のようで、色々と取り分けてご用意頂けました。1つ5,400円の弁当のオカズよりも美味しいかもしれない。それにしても日本料理って冷めても美味しい料理が多いですよね。欧米系の冷めても美味しい料理なんてサンドイッチぐらいだもんなあ。
茶碗蒸しも出ます。写真からは読み取れませんが、具材がゴロゴロと詰まっており食べ応え充分。
天ぷらはエビ・シイタケ・ししとう・ナス。申し遅れましたがこのランチセットは2,200円であり、その支払金額からは考えられないボリューム感です。
ゴハンにはちりめん山椒がトッピングされます。白ゴハンだけであればお代わりもOKです。
お椀は八丁味噌の赤だし。これぞ名古屋といった色合いですが思いのほか出汁の風味が強く、赤味噌の塩味と甘みのバランスが絶妙で、後を引く美味しさです。
デザートは塩アイス。これが結構、なかなか旨く、塩気と甘味のバランス感覚が抜群です。ランチセットのオマケとしてはかなりのレベルと言えるでしょう。
先にも述べた通り、以上を食べて2,200円。名古屋のど真ん中でこれだけの料理を食べてこの支払金額は大変お値打ち。「鈴波本店 膳処 (すずなみほんてん ぜんどころ)」にせよ、名古屋はこの価格帯のランチのレベルが高いのかもしれません。オススメです。

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