福岡を拠点とする居酒屋グループ「COMATSU」の初の東京店舗「コマツ神田 西口商店街」。開業は2019年で、店名の通り神田西口商店街の奥に位置します。
店内は厨房を囲むカウンター席に小さなテーブルがいくつか。軒先にちょっとした立ち飲みスペースもあります。
自慢は自社工場で作っているクラフトビール。なのですが、樽生は330ミリリットルで1,210円、缶ビールであっても1,188円とまあまあ高い。ごくごくカジュアルな店構えなのに、どのあたりの客層をターゲットとしているのか不安になりました。
お通しとしてキャベツが出て来、鳥貴族みが強いです。これでしっかりお通し代を徴収するのだから恐れ入る。酢モツにつき、味は悪くないのですが、この量では858円というのは東京を何か誤解しているのではなかろうか。薬院「かわ屋」など倍量で300円である。
クラフトビールと並んで炭火焼きも自慢とのことで、こちらは「炭火焼きとろさば」。これはご覧の通りの美味しさで、白ゴハンが欲しくなる味わいです。
こちらは「炭火焼き とうもろこし お祭り屋台味」。なるほどその名の通りお祭り騒ぎな味わいで郷愁を誘います。屋台のそれに比べてとにかく食べやすいのが良いですね。名物の「豚カルビ炭火焼き」。島根のブランド豚「石見ポーク」を起用しているそうで、ガリっと思い切りよく炙った外皮が実に香ばしい。骨ごとかぶりつき(豚肉の骨付きカルビって珍しくない?)、プリミティブな食べる楽しみが感じられます。
以上を食べ、ビールを2杯飲んでお会計は6千円を超えました。酢モツの時点で悪い予感はしていましたが、ちょっとこう、やりすぎな気がします。「おお島(おおしま)」でも同じことを感じましたが、地方から東京に出てきた居酒屋は私の価値観と違うのかもしれません。
これでグーグルマップのスコアは4.2なんだもんな。インターネットは難しい。
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神田は良い街です。東京駅すぐ近くと至便であるのにも関わらず、5,000円も出せばしっかりと飲み食いができるお店が多い。気長に開拓していきたいと思います。
- やまし田 ←リーズナブルできちんと美味しい牛タン料理屋。
- 七條(シチジョウ) ←都内屈指のエビフライ
- 松記鶏飯 ←シンガポールで食べるより美味しいシンガポール料理。
- 雲林(yun-rin) ←街の中華料理屋の価格帯ながら、ラグジュアリーホテルの高級中華に比肩する味わい。
- 神田ワイン食堂パパン ←リーズナブルなワインバー。
- ヴィノシティ ←費用対効果抜群のワインバー。
- ヴィノシティ マジス ←ロゼ主体。哲学があるワインバー。
- マッコ(Macco) ←パスタが絶品。価格設定も軽く奇跡。
- くじらのお宿 一乃谷 ←クジラならココ。ランチでどうぞ。
- かんだ光壽 ←日本酒のレパートリーに舌を巻く
- 魚祥 ←500円でイクラまみれ
- 丸五 ←2,550円のトンカツに行列1時間。
- 味坊 ←羊肉主体の超有名中華料理屋。
- 万世橋酒場 ←300円の牛すじ煮込みが絶品。
- 美味卵家(ウマタマヤ) ←オムライスならここ一択。
- 神田ラーメン わいず ←ラーメンならここ一択。