角丸(かどまる)/久屋大通(名古屋)

久屋大通と高岳駅の間にある創業1926年の味噌煮込みうどん専門店「角丸(かどまる)」。やはりその筋では「山本屋本店」が有名ですが、あちらは観光客の利用が多く、当店は地元民の利用が殆ど。食べログでは百名店に選出されています。
ランチタイムは近隣の勤め人で行列すると伺っていたので、平日の夜の部オープンと共に一番乗りでお邪魔しました。壁沿いに1人掛けのカウンター席がズラリならび、店中央部にはテーブル席がいくつか配置されています。
私は「みそ煮込 梅天」を注文。1,700円です。ベースの「みそ煮込うどん」が940円で、それにトッピングが積みあがっていく形式。「梅天」とは玉子とかしわ(鶏肉)、海老天入りでした。その他の具材はたっぷりのネギにカマボコ、シイタケ、お麩といったところでしょうか。
味噌煮込みうどんの麺は暴力的なまでの硬さと太さが一般的ですが、当店のそれは比較的細め。それでいて煮込んでもダレることなく独特の弾力を残します。スープはいくつかの味噌がブレンドされているようで、やはり他店に比べるとマイルドな味わいです。
個人的には海老天がスマッシュ・ヒット。チェーンのうどん屋の天ぷらとは一線を画す味わいで、サイズが大きく食べ応え抜群。ざっくりとした衣に味噌味スープが上手く馴染み、もう1本追加しようかと真剣に悩んだほどです。
美味しかった。全国的には「山本屋本店」のほうが有名ですが、あちらは麺もスープも暴力的で極端な味わいなので、味覚のハードルは意外に高い。全般的にマイルドな当店の味わいのほうが、入門編として適しているような気がしました。

次回は「カレー煮込みうどん」にしてみよう。〆にゴハンとチーズを投入するという罪深い試みが用意されているのだ。

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