最寄り駅は日本橋で、インバウンド向けボッタクリ価格で話題となった黒門市場のすぐ近くです。ちなみに「キャプション」ブランドとしては2025年に東京・兜町での開業を予定しているそうです。ウェットエリアは全て一か所にまとめられており、ひとりで使う分には悪くないのですが、複数人での滞在は厳しいものがあるなという印象です。
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館内に入るとロビーは無く、いきなりオールデイダイニングが始まる不思議な間取りです。ちなみにこの空間は「トークショップ(Talk Shop)」と呼び、ビジターにも開放しレストラン利用はもちろんお茶だけの利用もOK。雰囲気としては「ハイアットセントリック」に近いかな。チェックインはセルフチェックイン機で行うのですが、そのUI/UXがあまりに酷く、結局スタッフがお手伝いするというダメなDX事例です。
客室はスタンダード(20㎡)とデラックス(30㎡)のみの2種類と潔い。今回は独りでの滞在だったのでスタンダードで予約したのですが、うーん、やっぱ狭いなあ。私の知る限りハイアット系列で最も狭い客室です。
それでもモニタへのキャストはスムーズで、PC作業が快適なテーブルも用意されているなど、出張でソロ滞在する場合などには悪くない仕様です。ネットは下りで20Mbpsとやや遅め。
内装や設備、コンセプトはご近所の「シタディーン なんば大阪(Citadines)」に似ていると直感したのですが、外資系から見る大阪とはこんな感じなのかもしれません。ちなみに冷蔵庫は空っぽのビジホ仕様で、コーヒーとお茶の用意はあり、お水は各階のウォーターサーバーから汲んで来るという仕組みです。
バスタブは無くシャワールームのみで、アメニティは全てディスペンサー方式と、やはりビジネスホテル仕様です。
ちなみにコチラは「Do Not Disturb」的なマグネットなのですが、じっくり読みこまないと意味がよくわかりません。このように、当館は至る所にメッセージのポップが貼られているのですが、その内容が取ってつけたような大阪弁で普通に分かり辛かった。フィットネスセンターはミニサイズなのですが、全167という客室数であれば仕方ないと言えるでしょう。隣の部屋にはコインランドリーも用意されています。
朝食は前述の「TALK SHOP(トークショップ)」で摂るのですが、ビュッフェではなくオーダー形式で選択肢が非常に少なく、量も少ない。下膳もセルフで行う必要があり、ここ数年で訪れたハイアット系の朝食処としては最下位に近い満足度でした。詳細は別記事にて。
まあまあ高い割にパっとしないホテルでした(画像は一休より)。「ハイアット プレイス 京都(Hyatt Place Kyoto)」のほうがずっと安いのに完成度が高いのは何故なんだろう。
客室に入ってしまえば機能的で快適なのですが、客室外の共用設備の使い勝手や動線が非常に悪く分かりづらい。面白いこと・変わったことをやろうという心意気は伝わるのですが、皆ことごとく滑っているのが気の毒に感じました。現場の誰が悪いとかそういう話では決してなく(寧ろスタッフはみな笑顔で感じ良い)、企画が通った時点で勝敗は決していた気がします。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。