広尾商店街の突き当りを左に折れて暫く進んだ先にある「ブラチェリーア ロトンド(Braceria Rotondo)」。ここ広尾が本店で、小淵沢にも支店を展開するイタリアンレストランです。
1階はテラス席中心の気持ちの良い空間で厨房の奥にはナポリ直送の窯が鎮座します。2階にはテーブルが主体であり、トータルでは20席強といったところでしょうか。イタリア由来の小物が至る所に散りばめられており心なごみます。
ランチプレートには「小淵沢朝採れサラダ」か「本日のオーガニック野菜スープ」のいずれかが付随し、私は前者を選択。これがもう瑞々しいのなんのって、ランチプレートのオマケサラダとは考えられない品質の高さです。パンはほんの一切れといったところですが、その後の料理がボリューム満点だったので、このぐらいで丁度良し。
さて、6品の中から3種選んで2千円というプランでお願いし、ピッツァ2枚にパスタ1枚を注文したのですが、思いもよらないプレゼンテーションでやってきました。これで1人前である。
自家製の生パスタは「小淵沢野菜のクリームソース」でお願いしました。ランチにありがちなオマケのパスタとは一線を画す味わいで、まず、麺そのものが大変おいしい。加えて色んな野菜がゴロゴロと詰まっており、濃厚なクリームに良く合います。
こちらはマルゲリータ。小ぶりなサイズながら堂に入った味わいであり、生地がしっとりモチモチ美味しいです。パスタ茹でてピザ焼いてシェフは大忙しだ。
続いて「ビアンカゴルゴン」。恐らくゴルゴンゾーラとクリーム系のソースのコラボ作品であり、青カビ特有の塩気とハチミツの甘味が良く合う。私はかなり大食いなほうですが、この3品に加えてサラダも食べて流石におなかいっぱいです。広尾で上記のランチを摂って2千円というは信じがたい費用対効果の良さですね。ひとつひとつの料理はきちんと美味しく、プレート1枚で出すには惜しいほど。アラカルトだと小皿料理も多数用意されているようなので、次回は夜にお邪魔して、片っ端から注文してグビグビ行きたいと思います。
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広尾は初デートに良い街です。謎にハイセンスな雰囲気と下町的な親しみやすさが同居する。飲食店も都内トップクラスの名店が比較的リーズナブルな価格設定に落ち着いています。
- TAIAN TOKYO(タイアン トウキョウ) ←この迫力はやはりフランス料理でないと到達できない。
- ア・ニュ Shohei Shimono ←フレンチをベースとした旨いもの屋。
- Alternative (オルタナティヴ) ←おもろくておいしい料理。
- レストラン アラジン ←記憶がハッキリと残る料理。
- レストランひらまつ ←何度も何度も訪れているのに美味しい。
- マルゴット エ バッチャーレ(Margotto e Baciare) ←あれだけのトリュフ料理とキャビアを食べてこの価格というのはリーズナブル。
- おでこ(au deco) ←フランス料理を食べ込んだ仲間たちでどうぞ。
- コントワール ミサゴ(Comptoir Missago) ←とにかく融通のきく旨いもの屋。
- ヨシダ ハウス(YOSHIDA HOUSE) ←日常に寄り添う究極の普通。
- ポンテ デル ピアット (PONTE DEL PIATTO) ←抜群に旨くてそんなに高くない。
- リストランテ ペガソ(PEGASO) ←接待や綺麗なデートにうってつけ。
- ラ トラットリアッチャ(La Trattoriaccia) ←令和のビスボッチャ。