ジョホールバルの国境駅から歩いて15分ほど、観光客向けのレストランが集まるエリアにある「IT Roo Café(イット ルー カフェ)」。このあたりの名物料理に「チキンチョップ」というものがあり、その専門店として名声を誇ります。
普段はシンガポールからの観光客が多いそうなのですが、我々が訪れた際は殆どが地元のゲストの」ように見受けられました。テラス席もあって、トータルでは50席以上はありそうです。
フライドチキンのお化けのような料理が自慢なので、ビールを飲む気マンマンでお邪魔したのですが、なんとアルコールは置いていないとのこと。ぐぬぬ。マレーシアは宗教上の都合からかアルコールを置いていないお店が多い、というか酒を飲む店と食事を摂る店はビタっと分けられているような気がします。ベースは広東料理のお店のようで、唯一野菜が多く入ってそうな「Fried Mixed Veggie」をまずは注文。野菜の他、海鮮系の具材も組み込まれており、これで400円程度というのは大変にお値打ちです。
名物の「チキンチョップ」。焼くか揚げるか、ブラックペッパーソースかマッシュルームソースかなどのカスタマイズが可能ですが、揚げのマッシュルームソースが定番の模様。KFC風のディープフライ方式であり衣がザクザクと美味しい。肉にも下味がついており、ああ、ビールが飲みたい。
こちらは「クイティアオ(kuai tiao)」。タイ料理の一種ですが「広東風」とも記されており、野菜たっぷり玉子あんかけ風で日本人が好む料理です。
とりわけ麺が美味しいですね。弾力と粘度を感じるきしんめんのようなヌードルであり、ムチムチと美味しい。あんかけとはまた違った調味が施されており、こちらもひと皿400円程度と素晴らしい費用対効果を誇ります。
以上の料理を2人でシェアしてお会計はひとりあたり千円を切りました。歴史的な円安と言われるタイミングに食べてこの満足度。ネット上で「日本は終わった」と嘆く人たちは、いったい何をもってそう感じているのかと問い詰めたくなる、素晴らしい食後感・割安感でした。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。