ANA LOUNGE 羽田空港 第2ターミナル 国際線

羽田空港第2ターミナル国際線施設が本格的に稼働し始めました。オープンは2020年3月なのですが、コロナの影響でわずか13日間の営業で休業という憂き目に遭った当施設。約3年ぶりに再起動し感動もひとしおです。
チェックイン手続きや荷物の預け入れの大半が自動化されており、チェックインカウンターにずらずら並ぶといったことはありません。とは言えITに疎い方は人手を借りる必要があり、情弱が有人カウンターに行列してて草です。デジタルディバイドを加速させるJR東日本のような世界。私なんてスマホで事前にチェックインしてQRコードかざしてそのまま乗り込むクチであり、最も手のかからないゲストのはずなので、手間がかからないぶ分、少しぐらい割り引いて欲しいものです。
ANAのラウンジは向かって左がビジネスクラスおよびそれに準ずる会員向け、右がファーストクラスとダイヤモンドメンバー向けと、受付で分岐します。私は2024年3月末に事情があって脱JALしたので、今年はANAにフライトを寄せていきます。
うおー、なんだこれ、このラウンジ超~ひろ~い!3タミのANA LOUNGEとは段違いの広さであり、世界的に見てもこの規模のビジネスクラスラウンジは中々ありません。ちなみに他のANA LOUNGEと同様にムッシュ隈研吾が監修しているそうです。
食事を摂るためのテーブル席にゆったりと過ごすためのソファ席、PC作業がし易そうなカウンター席と様々なタイプの座席が用意されており、ラウンジの鏡ともいうべき誂えです。ちなみにこの異常なまでの座席数は、今後のANA国際線の2タミ集約を見込んでのことだそうです。
仕事ガチ勢向けにはオフィスエリアも用意されており、デスクは当然として椅子もきちんとしています。
ちなみに、アメリカのオフィスのような半個室風のスペースもありました。
ダイニングエリアも広々としているのですが、食事のラインナップは他のANA LOUNGEと同じ。ライブキッチンも用意されているのですが、ひたすらベーコンを焼いているだけであり、ちょっと勿体なく感じます。
料理はパンやおにぎり、パスタなどの炭水化物が多めであり、どうにか野菜とタンパク質を搔き集めてもこの程度です。飲み物もビール数種類に安ワインが数本といったラインナップなので、期待しないでおきましょう。
個人的にはゴハン盛り付けロボットなるものが爆誕していたのがツボでした。大中小と盛りつけ量を調整できるなどの芸も細かい。
せっかくなのでロボットを用いたカレーを食べることに。味は、まあ、普通のカレーですね。うちのオカンのカレーのほうが美味しい。空港のラウンジのカレーを妙に礼賛するエアポートおじさんが多いですが、君たちは普段どんなカレーを食べているのかと問いたい。
麺類は卓上のQRコードから注文することができます。と言ってもカウンターで直接注文も可能であり、ゲストのほとんどはそうしていました。ちなみにシャワーも卓上のQRコードから予約可能です。
ちなみにバーカウンターっぽい空間もあります。私がお邪魔した際は「CLOSED」の札が掛かっていましたが、日が暮れてからはカクテルでも提供されるのでしょうか。夜便の際に確認してみよう。
素晴らしいラウンジでした。未だ2タミで対応する国際線が少ないのが理由かもしれませんが、2024年5月時点における日本国内のビジネスクラスラウンジとしてはベストと評しても過言は無いでしょう(3タミのキャセイも悪くないですが営業時間が短い)。

貴方のフライトが2タミからの出発である場合はアタリです。お楽しみに。

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