「Doubletree」ブランドは素のヒルトンのセカンドラインの位置づけなのですが、ジョホールバルにおいては中々の高級ホテルに位置付けられています。スタッフの顔つきもピリっとしており、「シンガポールの出入国管理で別室送りになった話」で記した通り、この街での滞在に嫌気が差していた私にとって、最も心が安らぐ空間でした。
お部屋は「King Deluxe Room High Floor」にご案内頂きました。広さは25平米ほどでしょうか、欧米の外資系ホテルにしては少し狭いかなというお気持ちです。それでも2人で2泊するだけなので充分と言えば充分です。
ところで、私は「日本のヒルトンに全部泊まったので感想を整理しました。」などをちょづいて執筆するひとかどのヒルトン通と自認していたつもりだったのですが、2024年3月末をもってダイヤモンドメンバーをクビになってしまい、現在は2ランク降格のシルバーメンバーです。それでもお部屋はアップグレードしてくれたし、ミネラルウォーターも無料で用意してくれたので、ダイヤモンドメンバーなどは一種の名誉職のようなものに感じてきました。
クローゼットは小さく、2人の2泊でギリといったところ。ビジネスで1週間滞在するのような用途では少々厳しく感じました。ウェットエリアはシャワーと洗面台・トイレが一体化しており、誰かがひとつでも使用すると同居人は立ち入れなくなる仕組みです。バスタブもなく、やはり当館はダブルツリーブランドであると再認識させられる瞬間です。
共用設備に参りましょう。フィットネスセンターはプールに面しており開放的で気持ち良いのですが、正面装備という意味ではホテルの規模を考えると心許なく感じました。
プールは中々、いやかなり良いですね。ガチ泳ぎ勢のためのスイムレーンなどは用意されていないものの、適度な広さがあり子連れ客も少なく魅力的な空間です。13階という高層階にあり、テラスから望むジョホールバルの景色も中々のものです。
結論として、「Doubletree」ブランドとしてはかなり良いホテルだなと感じました。もちろん国境駅からは多少の距離があり、国境駅に直結するホリデイインに利便性は敵いませんが、このクオリティで1万円台で泊まることができるというのは中々の費用対効果だなと感じました。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。