11時の開店と同時にお邪魔したのですが、その後も続々と客が訪れ11:13には満席。退店時には十人を超える行列が生じており、この辺りの勤め人の中では局所的に人気があるようです。ゲストの殆どがひとり客というのもクールです。
私は「白王上ロースかつ定食」を注文。2,080円です。大切に大切に育てられたブランド豚なのでこの価格ですが、ランチの「ロースかつ定食」であれば1,300円と控えめな価格設定。もう一種「神威豚」という銘柄豚の用意もありました。
カラっとキツネ色に揚がったビジュが愛くるしい。カツからは新鮮で輝かしい香りが漂い、これは食べる前から旨いぞと確信。付け合わせのキャベツの千切りはかなり細かい千切りで瑞々しい口当たり。もちろんお代わりOKです。
パン粉は粗めでザクザクとした歯触り。脂身は多めなのですが少しもクドくなく、寧ろジューシーで優しい甘味に喜色満面。赤身部分(?)はシットリと穏やかな口当たりでサク→ジュワ→シットリとの食感の移り変わりが心地良い。
ライスは大盛・お代わり無料ですが、普通盛りでも一般的な定食屋の大サイズほどはあり食べ応えあり。先のカツも大きめなので、普通の食欲の方はゴハン少な目でオーダーしたほうが良いかもしれません。味噌汁は豚汁でなく味噌汁です。こちらもお代わりOK。オーソドックスなタイプで普通に美味しいのですが、せっかくなので具沢山の豚汁を楽しみたいところです。追加料金でも構わないので是非。
超美味しかった。東京とんかつ界隈ではまだまだ有名ではありませんが、トップティアに勝るとも劣らないクオリティであり、しかもランチは1,300円と良心的。次回はもう一種のブランド「神威豚」を試してみたいと思います。
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私は「とんかつ」という料理をそれほど好みません。だって、豚肉を脂で揚げるだけじゃないですか。それなのに、行列するは調理に時間がかかるわ結構効高価だわで、積極的に取り組もうとしないのです。したがって、私は物凄く「とんかつ」ならびに「とんかつ屋」について、検察官のようにシビアに評価しています。思い入れが無い分、信憑性は高いかもしれません。
- とんかつ マンジェ/八尾(大阪) ←とんかつの聖地。私のとんかつ観を変えた店。
- もち豚とんかつ たいよう/武蔵小山 ←気の良い料理人は何を作っても美味しいものだ。
- とんかつひなた/高田馬場 ←日本人の琴線に触れる延長戦。
- とんかつ成蔵(なりくら)/南阿佐ヶ谷 ←トンカツに5千円?しかも予約制?
- あげ福/五反田 ←アクセスのよい成蔵。
- とんかつ都/麻布十番 ←無名ですが実力派。肌理の細かい衣が特長的。
- ポンチ軒/新お茶の水 ←肉がミルキー。行列が短いのもグッド。
- とんき/目黒 ←都内屈指の老舗。16:30には行列が。
- とんかつ大宝(たいほう)/目黒 ←2千円以下の部、優勝店
- 豚組(ぶたぐみ)/西麻布 ←西麻布のオシャレとんかつ。味も最高峰。飲み屋として使うのも良し。
- 豚組食堂/六本木 ←豚組のセカンドライン。ヒルズ内かつ通し営業と使い勝手良し。
- のもと家/大門 ←売り切れ必至。大門の超人気店。
- 檍(あおき)/大門 ←蒲田の超人気店がとんかつ激戦区、大門に進出。
- 丸五/秋葉原 ←ミシュランのビブグルマン(安ウマ店)をゲットしており、秋葉原の観光も兼ねて外国人にも大人気。