店内は今風のイタリアンレストランのような内装で、カウンター席が10席弱にテーブル席がいくつか。でも、これ、角打ちって言うのかな。少し前にフラっと立ち寄った際に「ご予約で満席です」と言われ、角打ちで予約ってなんやねんと毒づいたものですが、その疑問は未だ引きずったままです。
メニューからドリンクをオーダーします。うーん、やっぱりこれって角打ちと呼べるのかなあ。私の中で「角打ち」とは「酒屋で酒を買ってそのまま店内の隅っこで酒を飲むこと」であり、当店の業態は一般には「居酒屋」と呼ばれるものに感じました。
お通しは菜の花と長芋のお浸し。普通に美味しいのですが、お通しのある角打ちって何だ?と疑問が渦巻きます。
広島菜のキムチ。このひと品は330円と、当店は単価は安いのですが量も驚くほど少ない。大食漢の方よりも色々と品数を食べたいギャル向けのお店のように感じます。
鶏せせりポン酢。香味野菜がたっぷりと盛り付けられており、まるでサラダのようです。
広島菜のキムチ。このひと品は330円と、当店は単価は安いのですが量も驚くほど少ない。大食漢の方よりも色々と品数を食べたいギャル向けのお店のように感じます。
鶏せせりポン酢。香味野菜がたっぷりと盛り付けられており、まるでサラダのようです。
こちらは「揚げゴボーと島野菜のサラダ」。薄切りの揚げゴボーからは程よく塩気が感じられ、サラダというよりもツマミに近いひと品です。
ホタルイカにはフキノトウのソースがのせられているのですが、それほどフキノトウ感は強くなく、ブラインドで食べれば気づかなかったかもしれません。タコブツはゴマ油で頂きます。素材そのままの味わいでシンプルに旨い。
島らっきょうは天ぷらにしてもらいました。今が旬のひと品であり、先のタコブツと同様にストレートな美味しさです。
親鶏のたたき。マッチョな個体でゴリっとした歯ごたえ。噛みしめるほどにとても美味しい。「地鶏の里 永楽荘(えいらくそう)」における鶏パラダイスを思い出しました。
肉豆腐は豚肉。弾力のある脂身が程よい存在感を放っており、下手に牛肉を使わなかった勇気に称賛を送りたい。スープもお出汁がきいてとても美味しい。
アジフライは自家製のタルタルソースが素晴らしいですね。細かく刻んだ奈良漬けが組み込まれており、何とも酒が進むソースです。〆のオニギリ。日替わりだそうで、この日は菜の花としらすが入っていました。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり5千円ほど。序盤は「これは角打ちなのか?」と悩みながら飲み食いしていましたが、「ここは居酒屋である」と理解してからは那覇の今ドキの飲み屋として楽しむことができました。居酒屋として捉えると、様々な料理を少量多品種で楽しむことができる使い勝手の良いお店です。あくまで居酒屋として訪れましょう。
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