沖縄本島北部にある古宇利島。2005年に古宇利大橋が開通し、車で行けるようになってとても便利。「6 (six、シス) 」のように超イケてるレストランやホテルの開業が相次ぐ注目のエリアです。
今回われわれは「One Suite THE TERRACE(ワン スイート ザ テラス)」に滞在。2021年にオープンしたスモールラグジュアリーホテル「One Suite THE GRAND」の離れという位置付けの、ヴィラタイプの宿泊施設です。
フロント棟でチェックイン手続きを済ませ自室へ。今回のお部屋は「オーシャンビュー テラス デラックスA」とのことで、第一印象は「広い」。2ベッドルームにテラスが付いて58.1平米とのこと。リビングから海は見えませんが、逆にマスターベッドルームからは海がすごいすごいです。家具やリネン類はちょっと安っぽくニトリ感があり残念。そういう意味で「MAGACHABARU OKINAWA(マガチャバル)」はあんな秘境にあるというのにラグジュアリーホテルそのままの仕様で見事であった。
テラスからの眺望が素晴らしい。目の前に青い海とそこを横切る古宇利大橋が良く見えます。第二のリビングルームとも言える居心地の良さであり、ちなみにBBQグリルも設置されており、ディナーにテラスBBQを楽しむことも可能です。
バスルームからも海を望むことができます。バスタブと洗い場がそれぞれ用意されており、一般家庭の風呂場よりも広々としています。
洗面台につき、ベイシンが2つ用意されています。残念なのがタオル類で、ボソボソとした質感でゴワゴワです。週末1泊5万円を超えるホテルなのだから、もう少しロマンを求めたいところです。ちょっとしたキッチンもありますが大学生の独り暮らしといった程度であり、本格的な調理は難しいかもしれません。コーヒーは系列のレストラン「Restaurant L LOTA(エルロタ)」の豆をセルフで手挽きするタイプであり、めんどくせえなあと思いつつもめちゃんこ美味しかったでの結果オーライ。
こちらはサブのベッドルームで、クローゼットや荷物置き場も設けられており、サブながら悪くない誂えです。なるほど当館は家族など大勢で訪れて夜中までワイワイやるのが良い宿泊施設なのでしょう。
朝食は系列のレストラン「Restaurant L LOTA(エルロタ)」からルームサービス形式で届きます。もちろんテラス席に配膳してもらい、海を眺めながらの朝ごはん。
フロント棟脇にはちょっとしたプールもありますが、子供がパチャパチャ水遊びをする程度のサイズ感。テントサウナの用意もありましたが、予約制の別料金で無駄に超高かったと記憶しています。
フロント棟にはランドリーに自動販売機、レンタルドレスも用意されています。しかしながらドレスは全てSHEINのものであり、ドレスと呼ぶには流石にちょっとアレだと思いました。
夕食は本館(?)である「One Suite THE TERRACE(ワン スイート ザ テラス)」のメインダイニング「La BOMBANCE 古宇利島(ラボンバンス)」へ。これがもう全く酷いレストランであり、スタッフのレベルは低く自我が芽生えたてのロボットのような接客で、料理もどこか嘘っぽく独創的なおままごとのよう。ハコと価格だけは立派。同じ島内にあり同じ価格帯の「6 (six、シス)」のほうが5倍は満足度が高いでしょう。
このあたりには高級ダイニングが少ないため、今のところは物珍しさから県外から訪れるゲストも居るでしょうが、内地のフーディーたちだってバカではない。やるならやるで本気を見せてくれないと、数年で見限られてしまう気がしました。レストラン運営に銀の弾などない。危機感を持たないと本当にヤバいと思います。詳細は別記事にて。
景色が一番のごちそうなのですが、食事もたいへん美味しく、取り分けベーコンやソーセージなどの肉類に心を奪われました。フラッグシップの「La BOMBANCE 古宇利島(ラボンバンス)」なんかよりも余程おいしい。来週も北部に来る予定があるので「Restaurant L LOTA(エルロタ)」にお邪魔してみようかしら。
色々と書きましたが、いわゆる一棟貸しのバケーションレンタルという意味ではかなりのクオリティで、奄美大島の「伝泊 The Beachfront MIJORA」などに比べてセンスの良さを感じました。平日に大人数で泊まればひとりあたりの代金は7-8千円で済むので、テラスでバーベキューを楽しんでそのまま部屋飲みという使い方も楽しそう。家族やお友達同士のグループでどうぞ。
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- Maison de Fujii(メゾン ド フジイ)/松山(那覇) ←このクオリティで1万円を切るだなんて。
- 6 (six、シス) /古宇利島(沖縄) ←世界でもトップクラスに眺望が素晴らしいフランス料理店。味も抜群。