オリオンビールのグループ会社である株式会社ホテルロイヤルオリオンが2023年11月に開業した「オリオンホテル 那覇」。そのメインダイニングである「THE ORION BEER DINING(オリオンビアダイニング)」に早速お邪魔しました。
店内はダイニングエリアにバーエリア、テラスエリアに分かれており、トータルで数百席はありそうです。
コンセプトは「パーフェクトサーブ&グリル」だそうで、「オリオン名護工場でつくられた最高に美味しいビールを提供する」と鼻息が荒いのですが、その価格が周辺相場よりも全然高い。もちろんホテル内の飲食店だからと言われればそれまでですが、もうちょっと、こう、ビール屋としての心意気とかは無いのかね。
このサラダたちの品質が中々のもので、とにかく野菜が不足する沖縄での生活に光明が差しました。サラダだけでなくスープやパン、フルーツにデザートなども用意されています。コーヒー紅茶類も豊富なので、誰が割高なビールなんか頼むかいというお気持ちです。
ちなみにエントランス脇にはオフィシャルストアがあり、ビールはもちろんロゴの入ったTシャツやサンダルなどのグッズ類が販売されています。謎にエノテカも併設されており、いつ通りかかっても誰も居ないので、私が知る限り日本で一番空いているエノテカです。メインディッシュにつき、私は「オリオンバーガー」を注文。パティに石垣島産美崎牛を用いているのが自慢です。
なのですが、このハンバーガーは全然美味しくないですねえ。ソースが妙に甘ったるく人工的な味覚です。パティも肉の風味が嘘っぽく、ホテルのダイニングで食べるハンバーガーとしては徹底的にFランです。美栄橋の「LITOR(リッター)」などの専門店とは全くの格差を感じました。
連れは「アグー豚丼」を注文。ひとくち味見させて頂きましたが、少し焦げ目が付くようにジンワリと焼かれており、程よく香ばしく奥行きのある味わいです。旨いじゃないか。グリルした野菜のレベルも高い。ハンバーガー焼いたやつ誰やねん。
糖質を控えるために私は手を付けませんでしたが、デザートがかなり充実していて、イチゴやバナナなどフルーツのタルトなどが美味しそう。メインディッシュのクオリティはさておき、このビュッフェが付いて2,700円というのはホテルのダイニングとしてはお値打ちかもしれません。ちなみに私は「ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ」に泊まったことがありパっとしなかった記憶があるので、当面は泊まりでなくビジター利用で良いかなあ。関連記事
寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
- ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座 ←我が心のベストホテルin沖縄。ハコも食事も素晴らしい。
- まーちぬ家/美栄橋(那覇) ←沖縄料理の決定版。
- とらや/小禄(那覇) ←沖縄そばならココ。空港からも近い。
- 玉那覇ウシ商店(たまなはうししょうてん)/久米(那覇) ←1日限定50食。麺がバリ旨い。
- ゴカルナ(Gokarna)/楚辺(那覇) ←沖縄の隠れた名物「スパイスカレー」の爆心地。
- 金壺食堂(きんつぼしょくどう)/牧志(那覇) ←チマキの概念が変わる店。50個も爆買いして自宅の冷凍庫で保存する達人もいるそう。
- O’s House(オズハウス)/久米(那覇) ←ステーキ文化圏を象徴するお店。地元客多し。
- 鉄板焼 朝日(あさひ)/名護(沖縄) ←北部で肉を食べるならコチラへ。
- Maison de Fujii(メゾン ド フジイ)/松山(那覇) ←このクオリティで1万円を切るだなんて。
- 6 (six、シス) /古宇利島(沖縄) ←世界でもトップクラスに眺望が素晴らしいフランス料理店。味も抜群。