のろし(noroshi)/西町(那覇)

2019年5月、令和になってすぐにオープンした「のろし(noroshi)」。場所は那覇市西町で、旭橋駅から歩いて5-6分ほどの場所にあります。
ランチタイムの定食が好評を博しているため、念のため予約を入れてからお邪魔しました。店内は中央に大きいテーブルと厨房に面したカウンター席が主力であり、グループ向けに小上がりも用意されています。
オリオンの中ビンは680円だったっけな。牧志あたりの居酒屋に比べると酒の値付けがちょっと高いかなという印象です。
まずは島らっきょうの塩漬けを注文するのですが、え?これだけ?という分量。これで550円というのはちょっとやり過ぎな気がしました。
一方で、料理となるとエンジンのかかりは良く、「春菊と木の子のサラダ」は思いきりの良い調味であり、野菜ながら酒が進みます。
県産のヤングコーンは皮付きでグリルされており、実そのものは適度に蒸し上げられた状態となって美味。缶詰のそれとは一線を画す味わいです。
アジしそフライは唐揚げサイズのアジフライが5つも盛り付けられておりお買い得。このひと皿が600円で、先の島らっきょうと50円しか変わらないのは悪い冗談としか思えません。
チャーシューは表面をバリバリに炙っており、実に香ばしい薫りを放っています。厚みもあって、チャーシューというよりは歴然とした肉料理に感じました。
麻婆豆腐が絶品。肉が粗挽きで噛み応えがあり、「麻婆豆腐は飲み物」とは言わせない迫力があります。適度な辛味が食欲を刺激し、そのへんの中華料理店を遥かに凌駕するクオリティです。
〆にイカスミ麺の塩やきそば。見た目はギョッとする色合いですが、味付けは王道の塩焼きそば味であり後を引く美味しさ。野菜やイカなどの具材がたっぷりなのも嬉しい。
以上を2人で食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり3千円といったところ。島らっきょうの時点ではビクビクしましたが、終わってみれば素晴らしい費用対効果を誇る居酒屋でした。センスが良いのかいずれの料理も間違いなく美味しく、これはランチタイムにも必ず来てみよう。

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