牧志公設市場からすぐの「飯ト寿 小やじ(めしとことぶき こやじ)」。那覇で人気の居酒屋「小やじ」系列の3店舗目で、私の推しの串焼き屋「末廣ブルース」のお向かいにあります。
店内はドリンク場を挟んだコの字型のカウンター席にテーブル席がいくつか。軒先にちょっとしたテラスもあります。コロナ禍はランチなどにも取り組んでいたようですが、現在(2024年春)は13時オープンでそのまま夜まで通し営業です。
ドリンクは安く、生ビールは400円と東京の半額です。私はオリオンが手掛けるクラフトビール「75BEER(ナゴビール)」を注文。その他、近所のワインショップと提携しているようで、ワイン類も充実していました。まずは島らっきょう。折り目正しい塩漬けであり真っ直ぐに美味しいのですが、肉味噌(?)的なものが付いて来るのが地味に嬉しい。ゴハンが欲しくなる。
真蛸とゴーヤのナムル。苦味の取れたサッパリとしたゴーヤが韓国風味に化けていて面白い。タコも美味しく、お造りで注文しても良かったかもしれません。
ちじみホウレンソウのお浸しは量がたっぷり。お出汁の味もきいていて、いい酒場だなあとしみじみ思わせてくれるひと品です。
茄子の揚げ浸しについても出汁の印象が強く、このままちょっとした割烹で供しても耐えうるクオリティです。
ブリの塩タタキ。表面を軽く炙って分厚くカットしており、強めの脂とポン酢のサッパリ感が良く合います。たっぷりの薬味も嬉しい限り。
牛モツ煮はモツの美味しさは当然として、煮玉子まで含まれているのが嬉しいですね。これとライスがあれば立派な定食として成立しそうです。
豚足の唐揚げ。ゼラチンぷよぷよな部分が揚げてギュっと凝縮されており、何ともクセになる味わいです。こういうツマミは内地では中々出遭うことができません。
ブリが旨かったので、今度はブリしゃぶでお願いしました。たっぷりのお野菜を鍋に浸し、脂たっぷりのブリにサラサラっと熱を通して一緒に頂きます。お出汁の強い旨味にブリの強い脂、水菜やネギのシャキシャキ感が混然一体となってベリー美味しい。
雲仙ハムのカツ。昔は楽天で大量購入していたものですが、ここ数年は出張が立て込んでおり自宅で楽しむ機会が減ってしまいました。
〆にナポリタンを注文。沖縄は不思議とナポリタンを出す店が多く隠れた郷土料理だと感じているのですが、こちらについては味わいは中くらい。「赤翡翠(あかしょうびん)」のような専門店に比べると陰に隠れてしまいます。
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以上を2人でシェアし、軽く飲んでお会計はひとりあたり5千円ほど。気前よくジャンジャン注文したのにこの支払金額に収まるのは沖縄の懐の深さと言えるでしょう。当然に大人気店なので、夜は予約をしたほうが間違いなさそう。オススメは昼呑みで、店員さんもお客さんも皆、余裕があるので良い雰囲気です。今度は他の「小やじ」を試してみたいと思います。
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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
- ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座 ←我が心のベストホテルin沖縄。ハコも食事も素晴らしい。
- まーちぬ家/美栄橋(那覇) ←沖縄料理の決定版。
- とらや/小禄(那覇) ←沖縄そばならココ。空港からも近い。
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- ゴカルナ(Gokarna)/楚辺(那覇) ←沖縄の隠れた名物「スパイスカレー」の爆心地。
- 金壺食堂(きんつぼしょくどう)/牧志(那覇) ←チマキの概念が変わる店。50個も爆買いして自宅の冷凍庫で保存する達人もいるそう。
- O’s House(オズハウス)/久米(那覇) ←ステーキ文化圏を象徴するお店。地元客多し。
- 鉄板焼 朝日(あさひ)/名護(沖縄) ←北部で肉を食べるならコチラへ。
- Maison de Fujii(メゾン ド フジイ)/松山(那覇) ←このクオリティで1万円を切るだなんて。
- 6 (six、シス) /古宇利島(沖縄) ←世界でもトップクラスに眺望が素晴らしいフランス料理店。味も抜群。