ゴーディーズ オールド ハウス (GORDIES OLD HOUSE)/(沖縄)

砂辺(すなべ)の大人気ハンバーガー専門店「GORDIES(ゴーディーズ)」の2号店「ゴーディーズ オールド ハウス (GORDIES OLD HOUSE)」。国道58号線沿いにあり北部に向かう際に立ち寄るのに丁度良いのですが、駐車場の取り回しが倉庫番のパズルのように最悪なので覚悟して訪れましょう。食事中に車の移動をお願いされるのは食事が冷めてしまうので本当に勘弁して欲しい。
砂辺の本店に比べると広々としており、テーブル席が沢山にカウンターがいくつか。内装は古き良きアメリカンなグッズに満ちており無骨な印象です。嘉手納基地のすぐ近くであるため米軍関係者も多く、彼(女)らはハンバーガーだけでなく「スペシャルプレート」なるアメリカンダイナー系(?)の料理も注文していました。通である。
まずはアペタイザーのチキンナゲットがやって来ました。チェーン店特有の何の肉だかわからないものを寄せ集めて成型したものとは一線を画し、明確に鶏肉であり鶏肉そのものの味わいを楽しむことができる逸品です。私はチキンナゲットという料理に詳しくはありませんが、それでもこのレベルの高さはハッキリと感じられました。
こちらは「ダブルベーコンチーズバーガー」で、追加料金でフライドポテトを「プーティーン」に変更して頂きました。
「ダブルベーコンチーズバーガー」からは炭火の香りがプンプンと漂っており食欲が刺激されます。パティはゴリゴリの粗挽きで歯ごたえがあり、ハンバーガーというよりもステーキを食べている感覚に近い。カリっとしたベーコンの食感に強い塩気と旨味、全体を取りまとめるチーズ。素晴らしい完成度のバーガーです。
「プーティーン」とは悪の枢軸の支配者の名のことではなく、フライドポテトにグレイビーソースとチーズを塗したカナダ料理。これはまあ、いま皆さんが想像している通りの味わいであり、追加料金で変更してもらうほどでは無かったかもしれません。
ハンバーガーだけでなくサンドウィッチも絶品。こちらは「クラシック オールドハウス サンドウィッチ」であり、ハンバーガーのパティをサンドウィッチに仕上げたものですが、サクサクとしたトーストの歯ざわりとゴリゴリの肉が調和し、ややもするとハンバーガーよりも美味しく感じたかもしれません。ハンバーガーに比べて圧倒的に食べ易いのも良いですね。
フライドポテトはオーソドックスなものであり、ジャガイモのホクホク感がダイレクトに伝わって来ます。冒頭のチキンナゲットについてきたバーベキューソースにディップしても大変美味しい。
どっちゃくそ旨かった。むかし砂辺の本店で食べた時よりも美味しく感じることができ、「昔の思い出は美化される」だなんて嘘っぱちなのでしょう。久茂地「LITOR(リッター)」のような変化球系も楽しいですが、やはり当店のような直球なハンバーガーも犯し難い魅力がある。北部へお出かけする際のランチに、または北部からの帰りのディナーに是非どうぞ。

食べログ グルメブログランキング

関連ランキング:ハンバーガー | 嘉手納町


関連記事
寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。