ホテルのオールデイダイニングらしく広々とした店内。外来での利用も可能であり、ややもすると宿泊客よりもビジターのほうが多いかもしれません。スタッフはスタバ級に頑張ってる方もいれば、何か言われるまで突っ立ってるだけという者もおり、宿泊編でも記した通り、やはり当館の課題はサービス面にあると言えます。
我々は宿泊客向けのドリンクチケットを利用させて頂いたのですが、いずれのランチセットにもコーヒーや紅茶が付帯し、アイスでもホットでもお代わりもOKという気前の良さです。
私はサラダセットを注文し、最初にスープが付いて来ます。野菜がクタクタに溶け込んだミネストローネであり、トマトの風味よりも野菜全般の深みが感じられ、結構美味しい。
コブサラダは丁寧な盛り付けで、サラダというよりも色々なオカズを楽しむことができるオカズプレートといった様相を呈しています。半熟卵など、そのへんのラーメン屋が尻尾を巻いて逃げだすほどのクオリティの高さです。
ランチにはフォカッチャも付随します。きちんとしたイタリアンレストランで供されるのと同等の味わいであり、しかもお代わりOK。2千円のランチとしては随分と気前の良い運用です。
連れはパスタのランチセットを注文。オマケのサラダも付随するのですが全くオマケではなく、そのへんの居酒屋の880円のサラダぐらいのボリュームが見て取れます。
パスタは自家製サルシッチャとトウモロコシのスパゲッティ。ひとくち味見させて頂きましたが、麺が望外にモチモチとした食感でとても美味しい。自家製サルシッチャのパンチのある味わいにチーズの塩気と旨味など、ホテルのオールデイダイニングとしては非常にレベルのパスタです。
序盤に記したとおり食後のお茶も付随します。我々は宿泊者なので宿泊者向けのラウンジや部屋にも飲み物が用意されているため有難みは薄いのですが、ビジターがホテルでこれだけの食事を摂って食後はのんびりと過ごして2千円というのは相当にお値打ちでしょう。
費用対効果だけでなく、料理そのものが美味しいのも良いですね。当館には他にもいくつかレストランがあるので、全て試してみたくなりました。料飲部長と握手したいぐらいである。
ちなみに姉妹店か何かで有楽町(現在は麻布台に移転)の「6th by ORIENTAL HOTEL」の「6thパンケーキ」も注文できるので、カフェとして利用するもの良いでしょう。国際通り近くにありながら目立たない場所にあるので、穴場です。
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