伊江島に到着後は早速ランチ。伊江港のターミナルビル2階にある「海人食堂(うみんちゅしょくどう)」。伊江島の漁協が直営している食堂であり、漁師から直接仕入れる海産物が名物です。
港に面した窓の多い食堂であり、屋根も高く開放的な雰囲気。席の間隔も広々としており、子連れでもOKです。なお、セルフサービスのお店であり、お水はもちろん下膳も自分たちで行う必要があります。「まぐろ漬け丼」は千円。お味噌汁やサラダ・小鉢が付随します。サラダといってもキャベツの千切りであり、もずくはyoutubeで予習しておいたものの半分以下のボリューム感。話が違うじゃないか。食べる前からテンサゲです。
主役の「まぐろ漬け丼」。ニンニクの風味が強烈で、釜山あたりの海産物料理を食べているかのような印象を受けました。パンチがあって面白いのですが、淡泊な味わいのマグロ(沖縄のマグロはあっさりしている)にマッチしているとは言い難い。
「魚汁定食」は1,100円。いわゆる「アラ汁」と呼ばれる料理と同等でしょうか、お魚のホネホネな部分がぶち込まれており、ゼラチン質がテロテロとしています。味は良いのですが可食部が少ないのが玉に瑕。
ゴハンは全然美味しくないですね。先の「まぐろ漬け丼」でも思いましたが、「魚汁定食」としてプレーンに食べるとボソボソとした口当たりでやる気が感じられません。学食のライスのほうが丁寧に炊かれているような気がします。
単品で「イカ墨ぎょうざ」も注文。こちらはタネが真っ黒でギョギョっとするのですが、ただそれだけで全然美味しくありません。調理を簡単にするためか冷凍を揚げただけというマインドセットもゲームセットです。
「漁協が直営」ということで大そう期待して訪れたのですが、たいへん残念な結果に終わりました。那覇の海鮮系の食堂で千円あれば、より質が高くボリュームは3倍といった体験を楽しむことができます。港に入居していることもあり、あくまで観光客向けのお店なのでしょう。お疲れさまでした。
ツイート
関連記事
寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
- ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座 ←我が心のベストホテルin沖縄。ハコも食事も素晴らしい。
- まーちぬ家/美栄橋(那覇) ←沖縄料理の決定版。
- とらや/小禄(那覇) ←沖縄そばならココ。空港からも近い。
- 玉那覇ウシ商店(たまなはうししょうてん)/久米(那覇) ←1日限定50食。麺がバリ旨い。
- ゴカルナ(Gokarna)/楚辺(那覇) ←沖縄の隠れた名物「スパイスカレー」の爆心地。
- 金壺食堂(きんつぼしょくどう)/牧志(那覇) ←チマキの概念が変わる店。50個も爆買いして自宅の冷凍庫で保存する達人もいるそう。
- O’s House(オズハウス)/久米(那覇) ←ステーキ文化圏を象徴するお店。地元客多し。
- 鉄板焼 朝日(あさひ)/名護(沖縄) ←北部で肉を食べるならコチラへ。
- Maison de Fujii(メゾン ド フジイ)/松山(那覇) ←このクオリティで1万円を切るだなんて。
- 6 (six、シス) /古宇利島(沖縄) ←世界でもトップクラスに眺望が素晴らしいフランス料理店。味も抜群。