海人食堂(うみんちゅしょくどう)/伊江島(沖縄)

寒い時期は沖縄で暮らしており、平日は何かと便利な那覇に居るのですが、週末は北部や離島に出かけることが多い。この週末は北部の本部港から船で伊江島に向かいました。船のロゴがインターネットエクスプローラーみたいでかわちいです。ちなみに写真の橋は「瀬底大橋」で、この先に「ヒルトン沖縄瀬底リゾート(Hilton Okinawa Sesoko Resort)」を擁する瀬底島があります。
伊江島に到着後は早速ランチ。伊江港のターミナルビル2階にある「海人食堂(うみんちゅしょくどう)」。伊江島の漁協が直営している食堂であり、漁師から直接仕入れる海産物が名物です。
港に面した窓の多い食堂であり、屋根も高く開放的な雰囲気。席の間隔も広々としており、子連れでもOKです。なお、セルフサービスのお店であり、お水はもちろん下膳も自分たちで行う必要があります。
「まぐろ漬け丼」は千円。お味噌汁やサラダ・小鉢が付随します。サラダといってもキャベツの千切りであり、もずくはyoutubeで予習しておいたものの半分以下のボリューム感。話が違うじゃないか。食べる前からテンサゲです。
主役の「まぐろ漬け丼」。ニンニクの風味が強烈で、釜山あたりの海産物料理を食べているかのような印象を受けました。パンチがあって面白いのですが、淡泊な味わいのマグロ(沖縄のマグロはあっさりしている)にマッチしているとは言い難い。
「魚汁定食」は1,100円。いわゆる「アラ汁」と呼ばれる料理と同等でしょうか、お魚のホネホネな部分がぶち込まれており、ゼラチン質がテロテロとしています。味は良いのですが可食部が少ないのが玉に瑕。
ゴハンは全然美味しくないですね。先の「まぐろ漬け丼」でも思いましたが、「魚汁定食」としてプレーンに食べるとボソボソとした口当たりでやる気が感じられません。学食のライスのほうが丁寧に炊かれているような気がします。
単品で「イカ墨ぎょうざ」も注文。こちらはタネが真っ黒でギョギョっとするのですが、ただそれだけで全然美味しくありません。調理を簡単にするためか冷凍を揚げただけというマインドセットもゲームセットです。
「漁協が直営」ということで大そう期待して訪れたのですが、たいへん残念な結果に終わりました。那覇の海鮮系の食堂で千円あれば、より質が高くボリュームは3倍といった体験を楽しむことができます。港に入居していることもあり、あくまで観光客向けのお店なのでしょう。お疲れさまでした。

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