2023年4月にオープンしてすぐ連日満席の人気店となった「炭火 狼煙(のろし)」。おもろまち駅から歩いて10分ほどの場所にあり、以前は「Dining chez TAIRA(シェタイラ)」があった場所です。旭橋エリアに同名の居酒屋があるので間違えないようご注意下さい。
店内はカウンター席のほか、ベンチシートがゆったりしたテーブル席もあり、グループでも使い勝手が良いです。夜のピークタイムであれば予約は必須ですが、16時から営業しているので早い時間/早い退店であればスっと入れたりもします。
酒も安く、ビールは600-700円程度だったかな。ワインも安くボトルで3千円台から用意されています。メニューに「野菜のあて」ゾーンが用意されるほど野菜料理が豊富。まずは「クレソンとしらすのナムル」を注文したのですが、想像と全く違うナムルがやって来、量がたっぷりで嬉しい誤算です。
こちらは「にがなの白和え」。沖縄特有の島野菜であり、独特の苦味が心地よい。また白和えでマイルド化することにより親しみやすい味覚へと変貌を遂げています。
「低温ネギ塩とろレバー刺し」は、その響きだけでも美味しく、実際に美味しいです。しかもこのボリューム感でひと皿500円なのだから費用対肝臓は抜群。必ず注文すべき料理のひとつでしょう。
良い牡蠣が入ったとのことで、茶碗蒸しで頂きました。中には牡蠣の身がゴロゴロとはいっており、そのミルキーな風味と強い塩気が茶碗蒸しの生地に溶け込み酒が進む茶碗蒸しです。
「島豚のどぶえの唐揚げネギ塩ダレ」はコリコリとした食感が特長的で、カラっと気持ちよく揚げられお酒のお供に最適。肉料理ではありますが、序盤にツマミとして注文しても良いかもしれません。
名物の「和牛トロ煮チーズ焼」。その名の通りトロトロに煮込まれた和牛がたっぷり。そこへ大胆にもチーズをぶっかけバリっと香ばしく焼き上げます。これはもう、文句なしに美味しい。和風ピザの具材にしても良さそうです。
「あぐーホルモン辛味噌炒め」につき、ホルモンのコテコテした味わいの良さはもちろんのこと、たっぷりのお野菜も嬉しいですね。ホルモン辛味噌炒めというよりも、最強の野菜炒めといった表現のほうが相応しいかもしれません。
〆に「イカスミそーめんちゃんぷる」。イカのどっしりとした旨味がビンビンに響くそーめんちゃんぷるであり、ニンニクの風味も感じられ悪魔的な味わいでのフィニッシュです。
以上を食べ、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり6千円ほど。頂いた料理の質および量を考えれば大変素晴らしい費用対効果であり、また、場所柄かヘンな観光客や騒がしい若者も少ないのも嬉しい。加えてメニューの数が果てしなく多いので何度通っても飽きさせない楽しさがあります。次回は自慢の炭火の串焼きを注文しよう。
ツイート
関連記事
寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
- ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座 ←我が心のベストホテルin沖縄。ハコも食事も素晴らしい。
- まーちぬ家/美栄橋(那覇) ←沖縄料理の決定版。
- とらや/小禄(那覇) ←沖縄そばならココ。空港からも近い。
- 玉那覇ウシ商店(たまなはうししょうてん)/久米(那覇) ←1日限定50食。麺がバリ旨い。
- ゴカルナ(Gokarna)/楚辺(那覇) ←沖縄の隠れた名物「スパイスカレー」の爆心地。
- 金壺食堂(きんつぼしょくどう)/牧志(那覇) ←チマキの概念が変わる店。50個も爆買いして自宅の冷凍庫で保存する達人もいるそう。
- O’s House(オズハウス)/久米(那覇) ←ステーキ文化圏を象徴するお店。地元客多し。
- 鉄板焼 朝日(あさひ)/名護(沖縄) ←北部で肉を食べるならコチラへ。
- Maison de Fujii(メゾン ド フジイ)/松山(那覇) ←このクオリティで1万円を切るだなんて。
- 6 (six、シス) /古宇利島(沖縄) ←世界でもトップクラスに眺望が素晴らしいフランス料理店。味も抜群。